日銀法改正論議、白川総裁「中央銀行の独立性は、歴史の教訓踏まえて確立」

写真拡大

日本銀行は21日、20日に行われた白川方明総裁の記者会見の要旨を発表した。

同要旨によると、会見では、総選挙を控えて各党から金融緩和に対する期待感、そして日銀法改正という声も出ていることについて質問があった。

これに対し白川総裁は、一般論とした上で、「中央銀行の独立性は、通貨・金融の長い歴史の中から得られた内外の数々の苦い教訓を踏まえて、中央銀行が中長期的な観点から経済・金融の安定を保つことが重要だという考え方になり、これは国際的にも確立されたもの」と回答。

日本銀行法のような、わが国の経済・金融の基本法についての改正議論を行うのであれば、「十分に時間をかけて、慎重な検討を行うことが必要だと思っている」とした。

また、日本銀行の政策運営の基本的な構え・スタンスについては、日本銀行の金融政策の使命は明確で、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」「決済システムの円滑な運行を通じて金融システムの安定を確保すること」とした。

その上で、「この『物価の安定』と『金融システムの安定』をしっかり確保することが、経済の持続的な成長につながるわけであり、日本銀行はそのことだけを考えて政策を行っていく」と述べた。