家を買うタイミング、売るタイミング適切な時期はいつ?



何事にも適切なタイミングがあるものですが、住宅の売買、または賃貸にもそういった適切なタイミングがあるのでしょうか? 不動産の専門家に、どの時期が住宅の売買に適しているのか、聞いてみました。



――住宅の売買を行う場合の適切な時期というのはあるのでしょうか? というより不動産に繁忙期はあるのですか?



繁忙期はありますよ。「3月」なんかはまさにそれですね。



――その理由というのは何でしょうか?



3月は人事などが動きやすいタイミングでして、また学校も学期が切り替わりますよね。それに合わせて住宅を買われる方が多いですね。2月、3月は特に多いですね。



――3月とか切羽詰まった時期ですけど、やはり4月以降の事を考えると今買っておいた方が……という人が多いのですね。



そうですね。なので引っ越し業者もこの時期はいろいろと忙しいですし、引っ越しに使われるお金が一番多く動く時期でもありますね。



――なるほど。家を買うタイミングとしても、やはりこの繁忙期に購入するのが一番なのですか?



どの企業もそうだと思いますが、3月は「決算」のタイミングなんですね。不動産関連だと4月が決算のところも割と多くありまして、決算ギリギリのタイミングだと値段の交渉もほかの時期よりもしやすい場合があります。



――なるほど! もしその会社が、「決算直前なのに売り上げが目標にちょっと足らない」なんてことになっていたら、けっこうがんばってくれるかもしれませんね(笑)



ええ、そうですね。決算期は無理やり売り上げを立てないといけない場合があるので、そうした部分にうまくタイミングが合えばいいことがあるかもしれません。あと、中古のマンションや住宅を売却して次の物件に住みたいという人が多いのも3月なんですね。こうした人たちはできるだけ早く売却したいので、値段の交渉ができる可能性がありますね。



――なるほど。ということは、3月は買う人も多く売る人も多い、一番需要と供給がマッチしている時期なんですね。賃貸の場合も、3月がいいのですか?



賃貸の場合は、その時期は外した方がいいですね。賃貸の場合、3月は借り手の方が多いので交渉などは難しいです。なのでできるだけそういった時期を外した方がいいと思いますね。



――つまりそれ以外の時期の方が交渉しやすいと。



賃貸は入居者がいないと大家さんにお金が入らないので、いつまでも入居者がいない状況にするのはマズイんです。なので賃料を少し安くしてでも入居してくれる方がいいんですね。



――なるほど。ホテルなどが料金を安くして回転率を上げるのに近いんですね。1〜3月は売買だけでなく、やはり賃貸も大きく動く時期なのですか……。逆にあまり動きのない時期はありますか?



やっぱり夏場はあまり動きはないですね。お盆を過ぎるとわりと良くなっていくんですが、夏はイマイチですよ。



――夏の暑い時期に内覧とかグルグル回りたくないですもんね(笑)。



住宅売買の場合は1〜3月がより適切な時期とのこと。また、賃貸の場合は3月を外した方が得かもしれないとのことです。とはいえ、やはりその人のタイミングの問題もあるので、「ここだ!」と決めたタイミングで売り買いするのがいいのかもしれませんね。



(貫井康徳@dcp)