隣人トラブルの適切な解決方法は?



マンションやアパートなど、多くの人が住む集合住宅では、やはり隣りや上の階の住人とのトラブルがつきもの。では、そういった隣人トラブルを適切に解決するにはどうすればいいのでしょうか? 不動産会社の方に聞いてみました。



――隣や上の階の住人がガマンできないほどうるさい場合などは、本人に直接言いに行った方がいいのでしょうか?



いや、それはやめた方がいいでしょう。やはり直接お隣に話されるのはさらなる問題に発展する可能性もあるので、管理会社に連絡を入れるのがいいですね。



――なるほど。でも管理会社だと遠まわしというか、解決に時間がかかりそうなイメージがあるのですが、ちゃんと解決してくれるんでしょうか?



管理会社によってはすぐに連絡がいかない場合もあるので、すぐさま静かになるという訳ではありませんが、ちゃんとお隣に連絡してくれますよ。



――でも管理会社から連絡が来ようが気にしないような悪いヤツも中にはいますよね?



あまりにもヒドイ場合は出て行ってもらうとかですね、いろいろな解決方法があります。ただそうなると大家さんとしては困る訳でして……なかなか難しいところなんです。



――その分、家賃収入が減ってしまいますもんね。ただ、中には管理会社や大家さんから出て行くように言われても「オレは絶対に出て行かないぞ!」という人もいますよね?



そうですね。やはりいらっしゃいます。賃貸者契約というのは借りる側にとって非常に有利なものになっているので、居座られた場合は最終的には裁判にまでもつれ込むしかないんです。



――ちょっとした騒音トラブルが、もしかするとそんな大事に発展するかもしれないんですね。



それでも貸している側が確実に裁判に勝てるとは言い切れないので……。そうなると厳しいですね。



――例えば騒音の被害を受けた側が「解決するまで時間はかかるしもう限界!」と言って引っ越してしまう場合もありますけど、そういうケースでは何か保証とかないのですか? 例えば引っ越し費用の一部負担など……。



そういうのはないんですよ。あくまでも自己判断で引っ越しをしたことになるので、そういったお金の保証などはつきません。



――なるほど……厳しい世の中ですね(泣)。マンションやアパートではなく、一戸建ての住宅地での隣人トラブルの場合はどうすればいいのですか?



一軒家の場合は、管理会社などもありませんし、例えば警察の方を呼んでも民事介入ができませんので、やはり話し合いをされるのがベターかなと思います。



――う〜ん、一軒家はでの隣人トラブルは少しハードルが高くなるんですね……。



防音などに関してはマンション方がしっかりしていますからね。騒音などの隣人トラブルをできるだけ避けたい人は、一軒家よりもマンションの方がいいかもしれません。ただし、その場合は構造をちゃんと調べてから選んだ方がいいですよ。安いマンションだと構造が悪くて防音になっていない場合もありますので。



――なるほど。構造がちゃんとしていないと防音なんてほぼムリですもんね(笑)。



という訳で、マンションやアパートの場合は「管理会社に連絡」、一軒家の場合は勇気を出して「話し合い」ということのようでした。隣人トラブルに確実に自分が巻き込まれない方法というのはありませんが、お隣さんに迷惑をかけないように気をつけるのが可能です。無用なトラブルを避けるためにも、モラルある生活を送りましょう!



(貫井康徳@dcp)