00
HTC J Butterflyでさらなる飛躍を目指すHTCとKDDI

HTC NIPPONは20日、KDDIから2012年12月上旬売となる「HTC J Butterfly HTL21」の発表会を開催した。5インチの大画面フルHDディスプレイとクアッドコアCPUを搭載する本機の魅力を、HTC Corporation CEOのピーター・チョウ氏、KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏、HTC Corporation CPO 小寺康司氏、HTC NIPPON 代表取締役社長 村井良二氏、そしてHTC Jでもアンバサダーを務めた乃木坂46のメンバーが語った。

今回は、前機種である「HTC J ISW13HT」の誕生の経緯とHTCとKDDIのパートナーシップについて、HTC Corporation CEOのピーター・チョウ氏とKDDI 代表取締役社長 田中孝司氏のスピーチを中心に進めていく。

■HTC Jの誕生について


09

最初に登壇したピーター・チョウ氏は、「ちょうど6ヶ月前にこの場所で、日本向けに特別に設計された最初のスマートフォンHTC Jを発表した。これはHTCとKDDIとの共同開発によって作られたものです。」と前機種であるHTC J ISW13HTからのKDDIとの関係について語る。

そして「日本は最も進んだモバイル市場の一つである。」とし、「HTCはスマートフォン世界市場では最先端の技術をもつ企業として知られている、しかし日本についてはこれまでと違った特別なものを作り出さなければならないと考えたところからKDDIの田中氏と話を始めるきっかけとなった」と語った。

01


KDDIの田中氏の、HTCの持つ先進性以外にもっと日本の消費者が求めるもっと魅力的なもの、もっとエレガントなデザインでユーザーエクスペリアンスやアプリケーションに於いても特別なもの、HTCの持つユニークなイノベーションによる魅力的な製品が求められているという話に、おっしゃる通りだとこたえ、日本人のデザインチームとHTCのグローバルデザインチームによってHTC Jが作られたと、その経緯についても触れた。

これによってKDDIでは顧客満足度1位となる端末となり、この努力が報われたとし、この成功が私たちの次の製品への糧となったとHTC J Butterflyへの意気込みを語った。


■HTCとKDDIのパートナーシップについて


02

続いてKDDI 代表取締役社長 田中孝司氏を交えてのトークセッションが行われた。田中氏は「少し前はハイエンド、ミドルエンド、ローエンドのお客様とマーケットを横に切ってプロダクトを作ってきたが、段々と違ってきてる」とし、「お客様が次に欲しいもの(Wants:ウォンツ)にいかに届けるのかが使命であり、それによってHTC Jが生まれ、成功した」と語った。

HTC J Butterflyは、HTCのテクノロジーをさらに加えることで、グローバルでハイエンドだけどお客様のニーズにピッタリ合った、もう一段上がったプロダクトができたと、プロダクトとパートナーシップの良さをアピールした。

03


さらにパートナーシップについてピーター・チョウ氏は「KDDIとのパートナーシップはよりクリエイティブに一段上がったものになった。日本という特別(特殊)なマーケットに対する期待値が高く、それを達成していきたい」としKDDIとのパートナーシップを今後も続けていきたいと語ると、田中氏は「パートナーシップはある日手を握ってこのプロダクトが出ましたでは駄目で、一歩一歩階段を上るようにお客様のニーズに合わせて歩んでいかないと真の意味での成功はやってこない。

HTC Jは成功した、HTC J Butterflyはもっと大きな成功をしたい。でもそれで絶対満足してはいけない。こうしたリレーションシップを大事にしてパートナーとはロングタームで仕事をしていく」とKDDIのパートナーシップに対する方針を強く打ち出していた。

07


記事執筆:mi2_303


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ