メキシコ湾で石油プラットフォーム爆発、BP事故の大惨事は回避するも...

写真拡大


痛ましい事故になってしまいました。

11月16日、米国ルイジアナ州南のメキシコ湾でブラック・エルク・エネルギー社の運営する石油プラットフォームが爆発しました。事故当時現場にいた作業員のうち1人が遺体で発見され、1人は行方不明のままです(記事翻訳時点)。11人が負傷して救助されましたが、うち4人は重体です。

メキシコ湾では、2010年にも英国BP社が運営する石油採掘施設で大規模な原油流出事故が起きており、今回も同じような惨事になるのではと懸念されていました。折しもこの事故の前日には、BPが2010年の事故における刑事責任を認め、45億ドル(約3600億円)の罰金の支払いを認めたところでした。米Gizmodoでも、現場の様子をリアルタイムで見守っていました。

 


 
が、今回の事故による石油流出量は28ガロン(約106リットル)にとどまったそうで、環境に対する影響はBPの事故に比べればはるかに小さくて済みそうです。

爆発した原因は、施設内のパイプ切断作業の際に「cold−cutting device」と呼ばれる火花の出ない工具でなく、切断トーチを使ったためと見られています。作業で発生した火が、パイプ内の石油蒸気に引火した模様です。施設を運営していたブラック・エルク・エネルギーでは、過去2年間で小さな火災や事故、テスト不備といった事象が3回もあったことが報告されています。

そんなブラック・エルク・エネルギーは決して小規模な事業者ではなく、むしろこの地域の石油生産においては大手とされています。メキシコ湾を中心に、数百もの油田開発に携わっていて、以下にその場所が示されています。矢印の場所が今回の事故現場です。


121120_oilplatformfire2.jpg


我々が日々使う電力、その生産に伴うリスクに改めて気付かされる事故です。


[KHOU(12)、Top image via KLFY 10 Acadiana's Multi-Media News

miho(Mario Aguilar、Leslie Horn 米版