2012年10月31日(水)―11月04日(金)の5日間、東京ミッドタウンで「DESIGN TIDE TOKYO」が開催されました。



そこで発表された作品で、インテリア情報サイトがお薦めする一押し商品をご紹介します。


 

 



 

 

仏具ではなく、供養具という考え

 

わたしたちは、仏具屋です。来る日も来る日も仏具を販売しながら、小さな疑念は、いつしか大きな自問自答へと膨らんでいました。「わたしたちは、お客様の気持ちに寄り添えているのだろうか?」人と人を、死が分かつことはできても人と人の思いを、死が分かつことはできません。

心ひかれて思いをはせる。しかし近年、核家族化、先祖意識や宗教観の変化により故人を偲ぶための従来の道具が馴染まないライフスタイルが増えてきました。けれども、人が人を思う気持ちは、いつの世も変わりません。

そうして、「思い」だけが、宙に浮いてしまった。宙に浮いてしまったその思いに応えることは、いまの仏具では不可能でした。だからわたしたちは、従来の仏具を売り続けました。自分自身は、納得できていなかった。でも他に方法がなかったのです。

そんな折、あの震災が発生しました。傷つき、やがて立ち上がった人々から、商店街を作る計画が生まれました。初めにできたのは、仏具店でした。まだ、自分の生活すら思うようにならないのに。宙に浮いた「思い」が、ここにもありました。もう、目を背けるのはやめよう。わたしたちは決心しました。自分たち自身が、その思いに応えていこう、と。

宙に浮いてしまった思いに、見て見ぬふりをするのではなく、その思いに応えられる新しいものを、自分たちで生み出そうと。

そんなとき、プロダクトデザイナーの鈴木啓太さんとの出会いがありました。鈴木さんは、私たちの気持ちに熱心に耳を傾けてくださいました。仏具について徹底的に調べ、わたしたちの思いに誠実に向き合い、すばらしいデザインを生み出してくださいました。こうして、『偲(しのぶ)』が生まれたのです。

 

 



右:供養箱 大 / 竹  左:供養箱 中/ 杤



右:供養箱 小 / 石  左: 供養膳

 



「偲」の意味

1 過ぎ去ったこと、離れていることなどをひそかに思い慕う。恋慕う。

2 心ひかれて(見えないところなどに)思いをはせる。

(広辞苑より引用)

 



「偲」という漢字を分解をすると「人、田、心」で、できています。漢字の歴史をひもとくと、どうやら「思う」という漢字はもともと、口に× と書いていたようです。(書源より)さらに調べると、口に× という漢字はなく、それに近いものが「囚」でした。「囚」という漢字のもともとの意味は、人を棺中におく形を表していて、死を意味する字であったと考えられています。



 

 

(字訓より引用)「思う」という漢字には、亡き人を思う。という意味もあるのかもしれません。「偲」のマークは、「人 囚 心」から作った漢字です。私たちが最も大切にしたかったメッセージが全て含まれているこの文字を、good design comapny 水野学がブランドマークとして作り上げました。

 

 

 

株式会社まなか

葬儀・墓石・仏壇を商材として取り扱う会社。入り組んだ業界の中で、現代の形に合ったサービスを提供している。

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