海外でも人気上昇中! 何気ない日常がたまらなく愛おしくなる写真集『みさおとふくまる』

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何気ない日常をおくれることは、実は一番幸せなこと。

そんな思いを改めて噛みしめることのできる、ステキな写真集があります。タイトルは、『みさおとふくまる』。みさおさんは著者である写真家・伊原美代子さんの祖母で、ふくまるはみさおさんの飼い猫です。

リトルモア社から発売されている写真集『みさおとふくまる』は、現在日本だけでなく、海外でも人気上昇中とのこと。その人気の秘密はなんといっても、みさおさんとふくまるの間に流れる、優しくて温かくて、ちょっぴり切ない空気感にあります。

伊原さんが祖母であるみさおさんを撮影し始めたのは、今から12年前のこと。伊原さん曰く、「当初は写真学校の練習のために祖父と祖母を撮影していただけだった」のだとか。しかしその後すぐに、祖父が他界。それを機に、「せめて祖母の思い出だけでもたくさん残しておきたい」と強く思ったのが、今のように写真を撮りためるようになったきっかけなのだそうです。

祖父の死から3年後、みさおさんの家の納屋で野良猫が産み落としていった猫、それがふくまるでした。左右の目の色が異なる「オッドアイ」を持つふくまるは、生まれつき耳が不自由。一方87歳を迎え、すっかり耳が遠くなってしまったみさおさん。ある種似た者同士のふたり、もとい、ひとりと1匹は、肩を寄せ合いながら今も仲睦まじく暮らしています。

彼らがおくる静かで、何気なくて、とてもとても満ち足りた日々をおさめた写真集が、『みさおとふくまる』です。「写真から日常の大切さや儚さを感じてほしい。東日本大震災や原発事故などで一瞬にして消えてしまった命や風景、生活がいかに大切であったかを忘れないでほしいのです」と語る、伊原さん。みさおさんとふくまるを見ていると、温かさと同時にどこからか切なさがこみ上げてくるのは、伊原さんが抱くその思いゆえなのでしょうか。

下記は『みさおとふくまる』に対して寄せられた、外国人からのコメントの一部です。海外サイトより抜粋してご紹介します。

「おばあちゃんも猫も、すごくキュートだわ」
「とてもとても、尊いです」
「写真をみるたび感嘆の声をあげてしまったから、隣の部屋にいる夫が心配してたわ」
「あまりに美しくて涙が出た」
「こんなおばあちゃんになりたい」
「私猫嫌いなんだけど、この写真は好き」
「本当にステキ。彼らから深い愛と献身を感じたよ」
「彼らには、できる限り、ずっと一緒にいてほしいな」

コメント欄で特に目立っていたのは、「みさおさんとふくまるの姿に涙した」という声。そう語ったみなさん曰く、その涙は悲しみではなく、幸せの涙だ、とのこと。たしかにコレ、言い得て妙!

泣きたくなるほどの幸せをくれる写真集『みさおとふくまる』は、現在絶賛発売中。大切な人に会いたくなる、とっておきの1冊です。

(文=田端あんじ)

参考元:伊原美代子さんホームページ( http://goo.gl/8xbHt )、
リトルモア日本語版( http://goo.gl/fhSGV )、リトルモア英語版(http://goo.gl/2PXxl )


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