新国立競技場が女性建築家ザハ・ハディドのデザインに

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 新国立競技場の改築に向けた「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」の最終審査が行われ、イラク出身の建築家Zaha Hadid(ザハ・ハディド)が率いる「Zaha Hadid Architects(ザハ・ハディド アーキテクト)」が最優秀賞を獲得した。Zaha Hadidは、「CHANEL(シャネル)」や「LOUIS VUITTON(ルイ・ ヴィトン)」などファッションブランドとの取り組みでも知られている。選ばれたデザインは近未来的な流線型で、2020年夏季五輪の東京開催が決まればメイン会場として使用される予定。

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 「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」は、東京五輪を節目につくられた国立競技場を建て替え、新たなスポーツの聖地とするべく開催された国際的デザインコンテスト。46作品が応募し、最優秀賞のZaha HadidをはじめオーストラリアのAlastair Ray Richardson(アラステル・レイ・リチャードソン)が優秀賞、妹島和世が入選を受賞した。

 Zaha Hadidのデザインについて日本スポーツ振興センターの審査委員会は、「強いインパクトをもって世界に日本の先進性を発信し、優れた建築・環境技術をアピールできる」として高く評価。「大胆な建築構造がそのまま表れたダイナミックなアリーナ空間の高揚感、臨場感、一体感は際立ったものがあった」と発表している。今後はデザイン監修に関する具体的条件について協議が進められ、契約締結後に正式に新国立競技場の基本構想デザインとしてZaha Hadidの案が採用される予定。

 2004年度に建築界のノーベル賞ともいわれる「プリツカー賞」を女性で初めて受賞したZaha Hadidは、「CHANEL」がファッションと現代アートの融合を目的に2008年に世界各都市で開催した「モバイルアート」展で29m×45mのドーム型のパビリオンを制作。パビリオンは後にパリのアラブ世界研究所に寄贈されている。また、「LOUIS VUITTON」とのコラボレーションではバッグを制作。都内では、「ニール・バレット青山店」の店舗デザインを手掛けている。