DV加害男性10の共通点

写真拡大

DV加害者にはある共通点があります。もしかしたらあなたにも当てはまる共通点があるかもしれません…今回はDV加害男性における10の共通点を紹介します。

■DV加害男性の共通点その1

第一に、なかでもよくみられる傾向は、自分が暴力をふるう事実を否定したり、自分の暴力を大したことではないように言ったりします。

■DV加害男性の共通点その2

第二に、自分の暴力をパートナーのせいにする傾向があります。DV加害者には、人生で大きな問題に直面した時に自分で責任をとらず、自分の問題を人のせいにする傾向があります。自分の暴力的な行為に対してきちんと責任をとることが、暴力をふるわなくなるための第一歩です。暴力行為をやめられるのは暴力をふるう本人だけです。あなたのパートナーが何かあなたを怒らせたとしても、そこで暴力をふるうのか、それとも他の方法を選ぶのか、決めるのはあなた自信です。パートナーがあなたに暴力をふるわせているわけではありません。

■DV加害男性の共通点その3

第三は、パートナーに対する依存度が高いことです。料理や掃除、家計のやりくり、子育てなどの実生活の面だけではなく、精神的な依存も含みます。多くの男性は、孤独になるのが怖いのでパートナーに依存します。自尊心や男としての自己肯定感を得るために、女性が必要なのです。また、とても嫉妬深く、パートナーの女性が自分に誠実でいるかどうかを確かめるためにはどんなことでもするという男性も少なくありません。この極端な嫉妬心は心理的暴力の一つであり、女性を威嚇して支配するための手段にもなります。

■DV加害男性の共通点その4

第四の共通点は、自尊心の低さです。これは嫉妬深さにも多少関係しています。自分には価値がないと思っている男性は、人にもそう思われているのではないかと疑ってかかります。そのため、自分が拒絶されているかどうかについてとても敏感になります。自尊心の低い男性は、自分を受け入れていないと思われる人を、怒りや暴力を使ってこらしめたり支配しようとしたりします。多くの場合、このような自尊心の低さには子どもの頃の体験が影響しています。しかし、暴力をふるったら、自尊心はますます低くなるだけです。暴力をふるうと自己否定感が生じ、暴力をくり返すとそれはさらに強まります。

■DV加害男性の共通点その5

第五に、考えや気持ちを言葉で伝えあうのが苦手だという共通点もあります。とくに自分の感情を伝えるのが苦手ですし、頼んだり断ったりするのが苦手です。一方、女性にとっては、自分の気持ちや考えを言葉で伝えるのは、そんなに難しいことではありません。このような男女間の相違がもとでいさかいになることもあります。そんな時、二人はまるで別々の言語を使って話しているようになり、互いに相手を理解できず、二人とも欲求不満を抱くようになります。

■DV加害男性の共通点その6

第六の共通点は、「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」という固定観念を強くもっているということです。彼らは自分たちの内面に潜んでいる従来の「女性像」にしがみついており、自分のパートナーにもそのイメージどおりの言動を求めます。これは、第四の共通点である自尊心の低さにも関係しています。自己を確立していて自分に自信がある男性は、親密な女性との関係が変化していっても、あまり問題なく受け入れられるようです。

■DV加害男性の共通点その7

第七の共通点は、孤立する傾向があることです。自分の問題を相談する親しい友人がなく、自分のことを「孤独な人間」と思っている男性が多いのです。

■DV加害男性の共通点その8

第八に、DV加害者はささいなことで怒りやすいということです。長い間、怒りなとの感情を自分のなかに押し込めていると、やがてそれは、圧力調節しなかった圧力鍋と同じで、暴力という形で爆発します。感情が爆発する前の加害者は、ほとんど一日中引きこもりがちになります。自分でも、怒りの感情が爆発しそうで、怖いのです。怒りをどう率直に表現すればよいのかもわかりません。ですから、怒りの感情を自分の内に隠し、押さえ込み、引きこもるようになるのです。

■DV加害男性の共通点その9

第九に、DV加害者にはアルコールや薬物の問題を抱えている人が多いという点があげられます。情緒不安定だったり、暴力をふるったことのある男性が酒を飲んだり薬物を使ったりするのは、弾丸の入ったピストルをもて遊ぶのと同じように危険なことです。

■DV加害男性の共通点その10

最後に、自分の人生は自分でコントロールできないと感じていることです。彼らがこのような気持ちになるのは、日常的に暴力がふるわれる家庭で育ち、自分ではどうすることもできなかったという子どもの頃の体験が原因かもしれません。自分では自分の暴力をコントロールできないことも関係しているかもしれません。多くの男性は、自分で自分をコントロールできると感じるためには他者をコントロールしなければならないと学習してしまっているのです。しかし、そういうことが必要なわけではありません。他者の権利や健全な生活を尊重しつつ、自分自身をコントロールすることを学び自分の力を実感することはできます。他者の権利を奪わずに、自分に備わっている力を伸ばしましょう。

DVは特別な問題ではありません。今回の共通点にあてはまっていたら要注意です。

「脱暴力のプログラム―男のためのハンドブック(ダニエル・J. ソンキン, マイケル ダーフィ)」の詳細を調べる