ハナエ・モリビル跡地の複合施設「オーク表参道」テナント発表 エントランスデザインは杉本博司

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 大林組と子会社の大林不動産が11月14日、港区北青山3丁目のハナエ・モリビル跡地に建設を進めている複合施設の名称を「oak omotesando(オーク表参道)」に決定し、デザインの概要と商業施設部分のテナントを発表した。2013年3月に竣工を予定し、「Emporio Armani(エンポリオ アルマーニ)」、「COACH(コーチ)」、「three dots(スリードッツ)」などの出店が決定。エントランスホールから2階に続く部分の空間デザインは現代美術作家の杉本博司氏、ファサードライティングはライティング・アーキテクト豊久将三氏が担当する。

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 「oak omotesando」は、ハナエ・モリビルの愛称で親しまれてきた旧青山大林ビルの経年劣化や時代の変遷による設備の老朽化に伴い、2011年4月から建て替え工事が進めされてきた複合施設。地下2階地上9階、延べ面積約1万4,000平方メートルの建物で、地下2階は東京メトロ表参道駅と接続する。建物外観は大林組と丹下都市建築設計による共同デザイン。施設の中央を貫通するパサージュの南側緑地にはビル名の由来でもある柏(オーク)を植樹し、表参道のケヤキから続く緑のエコ・スペースを創出する。

 1階〜2階の商業施設には、「エンポリオ アルマーニ青山店」、「コーチ表参道」、「ネスプレッソブティック 表参道店」、「スリードッツ青山店」、そして「茶洒金田中」の出店が決定。エントランスホールから2階カフェに続く空間は杉本博司氏によるデザインで、巨石群に囲まれた天井には数理模型「窟竟頂(くっきょうちょう)」が下がり、神殿的空間における現代の御正体の役割を果たす。石段奥のカフェ「茶洒金田中」も杉本氏が設計し、坪庭に見立てたテラスと10mの白無垢材のカウンターが設置される。プロデュース・運営は、日本有数の料亭「金田中」。

 ビルの表参道側北面と東西面の3つのファサードには、豊久将三氏によるLED照明器具を使った環境配慮型のファサードライティングを設置。新しい手法を取り入れて、精妙な光のグラデーションで建築と光の「幸福な関係」を表現するという。大林組と大林不動産は、2013年春の開業に向けて「表参道エリアの新たなランドマークを目指す」としている。

■oak omotesando(オーク表参道)
 開業予定:2013年春
 住所:東京都港区北青山3丁目 6-1
 規模:地下2階地上9階塔屋1階 建築面積 約2,078m2、延べ面積 約1万3,926m2
 事業主:大林不動産株式会社
 設計:株式会社大林組一級建築士事務所
    株式会社丹下都市建築設計
 施工:株式会社大林組