今、動物好き女子の間で話題の「猛きん類カフェ」に行ってみました!


猫カフェからブームを発した「動物カフェ」に、最近また注目が集まっている。年々バリエーションが増え、うさぎカフェ、爬虫(はちゅう)類カフェ、ヤギカフェと、もはや動物園顔負け。

その中でもひときわ注目を集めているのが「猛きん類カフェ」だ。いつもタカやフクロウなどの猛きん類がお店にいて眺められ、自宅で飼いたいと思えば購入して"猛きん類オーナー"になることもできる。





「そもそも、タカやフクロウって普通に飼えるの?」「お茶を飲んでいて、あのハンターのような目ににらまれたりしないの?」 ――思わず、そんな疑問や不安が湧く。しかし、まずは鷹匠(たかじょう)(たかじょう)がマスターを務めるという東京都三鷹の「鷹匠(たかじょう)茶屋」を訪ねてみよう!



■ 入るなり、かわいいフクロウと目が合う〜「猛きん類同伴フリー」の店内







お店の窓の向こうには、小屋のようなスペースに、タカらしき鳥が何羽か見えた。胸を高鳴らせてお店に入ると、5、6 人のお客さんたちの輪の中に1羽のフクロウが!







「ちょうどいいときに来ましたね」とマスターの佐々木薫さん。通常、猛きん類はカフェに隣接したスペースで休んでいるのだが、このカフェには猛きん類オーナーたちが毎日のように集まるため、運が良ければ彼らが連れてきた猛きん類をすぐ近くで見ることもできる。







常連さんが飼っているメンフクロウ。置物のようにじっとしているが、ときどき首をキョロキョロと動かすしぐさが何とも可愛い。「さわってもいいですよ」と言われ、恐る恐る羽毛にふれる。想像以上にフワフワで軽い感触! ビー玉のような目を少し伏せて空(くう)を見つめる様子はまるで瞑想(めいそう)にふけっているよう。



フクロウやタカはよく物語の中で魔法使いの肩に乗って登場するなど、昔から、どこか神秘的なイメージがある。実際には間近で見たことがないという人も多く、希少性もあってか、猛きん類ファンに限らず遠くから足を運ぶ人が絶えない。週末ともなると、15 人ほどの席はいっぱいになるのだとか。



■いざ、カフェ隣接の猛禽(もうきん)小屋へ〜近くから写真を撮るときには興奮!







カフェ席の隣には猛きん類専用のスペースがあり、時間帯によっては中に入って入り口付近から写真を撮ることもできる(餌付け、音だし、フラッシュ撮影などは不可)。気になる餌は、うずらの肉。お店にいる猛きん類は、動くものを食べるようにはしつけられていないので、生き物を狙うことはない。「毎日散歩する必要がないので、実は都会でも飼いやすいんですよ」と佐々木さん。ただし寿命が20〜30 年と長いため、飼うときはパートナーとして人生とともにする覚悟は必要だそう。



■鷹匠(たかじょう)のマスターに聞く〜猛きん類好きは女性が多い?



マスターの佐々木さんがタカの魅力に夢中になったのは小学生のとき。コツコツとおこづかいをためてタカを手に入れ、鷹匠(たかじょう)になるために遠方に住む師匠のもとに2年通いつめたという生粋のタカ好きだ。羽を閉じて行儀よく手にのっているのは、お店の看板娘でもあるハリスホークのネテルちゃん(メス・10 歳)。佐々木さんの合図で瞬時に羽を広げたりする様子から、細やかに訓練されているのが分かる。呼吸ぴったりで、まさに"パートナー"という雰囲気。



――タカを連れて、散歩したりもするんですか?



「ええ、しますよ。拳にのせて野外を歩き回ることを鷹匠(たかじょう)の言葉では『据え回し』と言うんですけどね」(佐々木さん)

余り広く知られていないが、鷹匠(たかじょう)の技術は、日本古代から受け継がれてきた由緒ある文化。日本ではすでに貴重な存在である鷹匠(たかじょう)その人自身から、タカにまつわる話を聞けるのも嬉しい。



――「猛きん類ファンには女性が多い」といううわさを聞きますが、本当でしょうか?



「確かに女性の方が多いですね。7〜8 割といったところでしょうか。猛きん類を飼いたいけど、すぐ購入するのはちょっと敷居が高いと思っているお客さんや、純粋にタカやフクロウを間近で見たいというお客さんにも、気軽に来ていただきたいですね」(佐々木さん)



猛きん類は、凛々(りり)しくもどこかユーモラスで愛くるしい。その様子が女性たちの母性本能をくすぐるのかもしれない。日常にワクワク感が不足している人は、都会の喧騒を少し離れて、このカフェにいるすてきなハンターたちに会いに行ってみてほしい。



鷹匠(たかじょう)茶屋(東京・三鷹)

http://falconerscafe.web.fc2.com/



メニューは「カフェオレ」500 円などのドリンクのほか、「みみずくのチーズトースト」450円、「ハリスカレー」(スープカレー)800 円などフードメニューもある







(スナメリ舎)