データ民主主義って、知っていますか? 〜グーグルの壮大な「試行錯誤型」経営

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大統領選でオバマ陣営を支えた
グーグルの「A/Bテスト」

 今回は、壮絶な誹謗中傷合戦に終始したアメリカ大統領選挙でしたが、前回は少し違いました。2008年、グーグルでプロダクトマネジャーを務めていたダン・シロカーは、グーグルを休職してバラク・オバマ(2009年初から第44代アメリカ合衆国大統領)の選挙キャンペーンに加わることになりました。

 その2週間前、オバマがグーグル本社で講演したときの「私は、事実やデータに基づく選挙戦をやりたい。だから、エンジニアのみなさんの助けが必要だ」に惹かれた(*1)のです。

 ネット広報を担当したシロカーはまず、目標となる指標を定め(「オバマWebサイトへの訪問者数」→「Webサイトへの登録者」→「メールマガジンの登録者数」→「寄付金の額」など)、施策の効果を数字で測定し、その改善を図り続けました。

 結果として、シロカーは「Webサイトへの登録率40%増、メールアドレス300万件増、ボランティアの30万人増、寄付金6000万ドルアップ」に貢献した(*2)といわれています。それを支えたのが、彼がグーグルで経験していた「A/Bテスト」です。

*1 オバマは当時のCEOシュミットによる「100万の32ビット整数を効果的にソートするにはどうすればよいと思われますか?」というムチャ振りに「バブルソートを使うのは間違いでしょう」と的確に答えたという。
*2 シロカーによるブログ(2010/11/29)参照。

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