11日、日本テレビ「行列のできる法律相談所」では、ゲストの「会いたい人」をテーマに番組が進行、ロックミュージシャン・甲斐よしひろは、元メジャーリーガー・野茂英雄の名前を挙げ、野茂がスタジオに登場した。

バラエティへの出演に際し、「あまりオモロイこといえない」と苦笑いを浮かべた野茂だったが、出演を快諾した理由を訊かれると、「違う分野の人が逢いたいといってくれたのが嬉しかった」と語った。

すると、番組では、甲斐が挙げた「伝説の名勝負」として、1994年のパ・リーグ開幕戦=近鉄×西武戦を紹介。野茂が最終回までノーヒットノーランを続け、プロ野球史上初となる快挙、「開幕戦ノーヒットノーラン」まで、あと3人に迫った試合だ。

だが、西武の先頭バッター・清原を迎えた野茂は、得意のフォークではなく、ストレートを連投し、真っ向勝負を挑んだ。結果、4球目で二塁打を打たれるも、「力でくる打者には、力でいかなければ」というコメントを残している。

この試合を振り返った野茂は、「ストレートとフォーク、2種類しかないので、ストレートを投げるのを怖がってたら、いつまでたっても投げれなくなる」と、その理由を明かす。この時、対戦した清原も、“全部ストレートでくる”という予感があったとされるも、それでもストレートを投げたことについて、「そこでストレートで抑えることに、次からの対戦に意味がある」と話しつつ、清原との対戦には、「あの年は、それ以降フォーク投げてます」と話し、スタジオを笑いに包んだ。