今年10月41歳の若さで急逝した流通ジャーナリストの金子哲男氏は、生前に葬儀や墓などを完璧にセルフ・プロデュースしたことが話題となった。長寿国日本では何となく誰もが80歳以上まで生きられるような気分になってしまうが、若くてもいつ何が起こるかわからない。もしも、明日突然自分が死んでしまったら、何の準備もしていない残された家族は困るだろう。


写真家の小林伸幸氏は、ある時飲み会の席で「明日死んじゃったら遺影に使える写真がないなあ・・・」という友人のつぶやきをきっかけに「遺影撮影会」の開催を決めたそうだ。毎年の恒例行事として決まった時期に1枚ずつ撮りだめしていき、もしもの時は直近の写真を遺影としてしようしてもらう。そして、何事もなく平均寿命を超え、100歳を迎えたら毎年の自分の肖像を個人の歴史として振り返る楽しみにもなるとい訳だ。

このイベントも今年で6回目となり、これまで0歳から92歳の幅広い年代の人が参加。多くのメディアで取り上げられ反響を呼んでいるという。

今年の遺影撮影会の概要は下記の通り。もしもの時に備え、最後の時に飾る写真だけでもセルフ・プロデュースしてみるのはいかがだろうか。

第1会場 / ◎第6回 遺影撮影会「 Oh!! 遺ぇ〜い!? 2012 」実施に関しての詳細
☆開催日時:11月30日(金) 13:00〜20:00、12月1日(土)・ 2日(日) 両日 10:00〜20:00
☆開催場所:zenne,Inc. 内仮設スタジオ/住所:ご予約が成立した方へお知らせ致します。
☆撮影費:¥3500. /お1人様 お2人様以上での撮影の場合、お1人様につき¥1500の追加

第2会場 / ◎「 Oh!! 遺ぇ〜い!? @ Gallery Kitchen 2012 」実施に関しての詳細
☆開催日時:12月15日(土)・16日(日) 両日 10:00〜19:00、  10:00〜19:00
☆開催場所:「Gallery Kitchen」内特設スタジオ/住所:東京都 渋谷区 神宮前 2-14-11
(1階が撮影スペース,2階が受付ラウンジ&カフェバースペース(予定)になります。)http://gkit.in/map/
☆撮影費:¥5000. /お1人様 お2人様以上での撮影の場合、お1人様につき¥1500の追加

写真家 小林伸幸氏ブログ Nobu’s blog “nobulog”


(牧田 亜紀子)