みんな、おめでとう!!

この国は本当にチェンジした。もう逆戻りすることはないだろう。昨日、憎き敵は去った。これ自体とても素晴らしいことだ。そして、昨晩選ばれた女性議員たち!ネアンデルタールのような態勢を完全に阻止した。

本当にやるべきことはこれからだ。マジョリティー(大多数)となった数百万人が一丸となって、オバマ大統領と民主党議員たちに、立ち上がって戦えと呼びかけなければならない。我々が望んだことを成し遂げてもらうために。
大統領、今日あなたに電話して「妥協」させようとする専門家の話を聞かないで欲しい。その道はすでに試したはずだ。それではうまく行かなかった。必要なら後で妥協してもいいけれど、頼むから、妥協から始めようとしないで欲しい。
そして、共和党の下院議員が協力しようとしないなら、次々に大統領命令を下して回避するんだ。やつらだったらそうしただろうし、今後も機会があればそうするんだから。

我々は、オバマの後ろ盾にならなければならない。彼が右から妨害されたり攻撃されたら、我々は彼を助けてやらなければならない。我々は、マジョリティーなんだ。それらしく振る舞おう。

そして大統領、どうか銀行とウォール街に税金を払わせて欲しい。あなたがボスだ。やつらではない。政治の世界からカネを引き離す戦いを指揮して欲しい。今回の選挙の出費は恥ずべき金額で、危険でさえある。兵士たちを国に帰らせるのを2014年まで待たないで欲しい。今すぐ帰らせて欲しい。一般市民に対する無人偵察機を止めて欲しい。薬物との無意味な戦いを終えて欲しい。気候変動に関してはピットブルのように獰猛であって欲しい。バカなやつらは無視して、すぐに取り組まないとダメだ。文明国ならばどこでも「公益のため」と言うだろう利益の動機に基づいて行動して欲しい。誰もが高等教育を受けられるようにし、22歳の若者がすでに莫大な借金を抱えて社会に出ることのないようにして欲しい。家屋の差し押さえと立ち退きを、一時停止させて欲しい。きちんとした収入の得られる仕事を創出する経済政策を制定して、そのために必要な金を使って欲しい。あなたの次の任期を歴史に残るものにして欲しい。最後に、1年前、1%対99%ということを皆が論じるきっかけをつくり、今回の選挙年を方向付けたオキュパイ運動の皆さんに感謝を述べたい。この運動のおかげで、オバマと彼の選挙スタッフは、富裕層がこの国にやったこと、そしてたった400人の金持ちが1億6000万人以上のアメリカ人(乞食や浮浪者も全部)を足したよりも多くの資産を所有しているなんて何かが間違っていると気づくことができたんだ。
このことがロムニーの「47パーセント」発言に表れている。そして、この発言こそ、彼のキャンペーンの終わりの始まりだった。
ありがとう、この秘密のテープを発表してくれたマザー・ジョーンズ。それから、ありがとう、軽食が置かれたテーブルのロウソクの横にカメラを仕掛けてくれた最低賃金労働者の誰かさん。今朝のワシントン・ポストの見出しが全てを語っている。「ロムニー陣営、1%の敗北」。
ありがとう、サンドラ・フルーク。あなたに浴びせられた侮辱に耐え、女性の権利を勝ち取る戦いで重要な草の根のリーダーになってくれた。(訳注:避妊にかかる女性の金銭負担に関して発言し、心ない批判を浴びた)
ありがとう、トッド・エイキン。あなたがあなたでいてくれて。(訳注:トッド・エイキンは「まっとうなレイプでは妊娠しない」と発言した共和党議員)
ありがとう、クライスラーとGMのCEO。共和党の(!)候補がジープに関してウソの話をしたときに、彼が「どこか別の世界」の住民であると曝露してくれた。(訳注:クライスラーがジープの生産を中国に移すというデマを流した)
ありがとう、クリスティー知事。オバマとの新しい男同士の熱い友情物語に。(訳注:ニュージャージー州のクリスティー知事はオバマに批判的であったが、ハリケーン対応の際にオバマを絶賛)分かってると思うけど、別にあそこまでする必要はなかったんだよ!

そして、母なる自然。先週あなたがもたらした甚大な損害、犠牲者、破壊。皮肉にも、あなたの力や気候の変化を信じていなかった党を消し去ることになった。

おそらく、あいつらも今は信じていることだろう。

投票所に棄権者を連れてきてくれたあなた方に、もう一度感謝を述べたい。オバマに必要だった追加の100万票を獲得するための最後の努力として、昨日、投票に行かない君の恋人や友人と話したり携帯メールしたりしたんだけど、楽しかったよ。少しの後押しと若干のお世話で気が変わったみたいだ。(「畜生!マイケル・ムーア?今すぐ車に乗って投票に行くよ」)

アメリカのみんな、きっと同意してくれると思うけど、今朝のアメリカ合衆国は、とても気分良く目覚めることができたね。

P.S.もし見逃した人がいたら、私の昨晩のツイートを読んで、この歴史的な勝利を140文字づつ追体験して楽しんで欲しい。
(原文:Morning in America )
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マイケル・ムーア
映画監督