犬のしつけ教室は有効か?




犬のしつけに苦労している人が多いそうです。やたらほえる、ガブガブかむなど、言うことをきかない犬に悩まされているとか。そこで登場するのがドッグトレーナーです。最近では「犬のしつけ教室」も増えました。この犬のしつけは有効なのでしょうか。取材に行って来ました。



■犬がたくさんいるのでトレーナーも!



今回の取材先は千葉県の『レイクウッズガーデン ひめはるの里』。この施設は大変に面白い場所です。世界中のバラの品種が歴史を追って鑑賞できるバラ園がある一方で、さまざまな犬種の約50頭の犬と触れ合えるという施設です。特に希少犬種オーストラリアン・ラブラドゥードルがいて、思う存分モフモフできるのがワンコ好きには見逃せません。



ドッグランやトリミングサービスなども併設されているため、ワンコ連れの観光客が多く訪れます。そのお客さんからの「しつけ相談」も受け付けているのです。なにせ犬が多数飼育されているので優秀なドッグトレーナーが常駐しているというわけです。



■しかり方を間違えてはダメ



飼育管理課・課長の三宅紀子さんと、同施設ドッグ・トレーナーの鈴木葉月さんにお話を伺いました。



――相談に来る犬はどんな犬種が多いですか?



鈴木さん そうですね。小型犬は飼育頭数が多いので、トイプードルなどが多いです。中にはゴールデンレトリバーなどの大型犬がいたりしますけど。



――どんな相談が多いのでしょうか?



鈴木さん 吠え癖、かみ癖、リードの引っ張りなどが多いでしょうか。



――近所の家の犬がそうですね。ほえ始めるとずっとほえてます。近所迷惑になってます。なかなか直らないですよね。飼い主のおばさんが怒ってますけど。



鈴木さん 怒り方が間違ってる場合が多いんです。犬がほえるたびに「ダメでしょ」「ダメでしょ」と高い声でしかる人が多いんですが。これは逆効果になる場合があります。



――本人はしかってるつもりだと思うんですが……。



鈴木さん 犬から見ると「声援してくれている!」と思ってさらに張り切ってしまうことがあるんですよ。



――自分と飼い主さんのコラボだと思うわけですね(笑)。なるほど。



鈴木さん やはり適切なしつけの仕方をするべきですね。



■ほえ癖を直す方法とは?



――ほえ癖の良い直し方は具体的にどんな方法でしょうか?



鈴木さん 例えば、犬がほえたらリードを一度強く踏むんです。すると首が下に引っ張られて、犬が一瞬驚いて「あれ!」という感じでほえるのを止めます。そうして「吠え」が止まったらそこで褒めてあげる。「よしよし。よくやめたね」という具合に。もちろん犬の性格によって最適な方法は違うので、これはほんの一例です。



――そういう手段でほえ癖というのは止まるものですか。



鈴木さん 止まります。少なくとも今までのまま、なんてことはないです。ずいぶん良くなりますよ。



三宅さん ただ、愛情を大事にしてください。せっかんのようにしてはダメです。人間に愛情があるかないかはすぐに犬に伝わります。しつけというのはせっかんではありません。犬と人間がより良く暮らすために、お互いが守るルールを作ることなんですよ。



■リードを引っ張る癖は上下関係に問題



――リードを引っ張る癖などはどのように直すのでしょうか。



鈴木さん 犬が先にぐいぐい行ってしまうというのは、飼い主との上下関係がきちんとしていないことが疑われます。飼い主の横について歩く、というのが理想の姿ですから、そこに向けて上下関係を教え込むようにします。歩くポジションの確認をしっかりすることが大事です。



――そのような修正で犬の態度は良くなりますか?



鈴木さん だいぶ変わりますよ。人間社会での過ごし方を犬に理解してもらうことが「しつけ」です。



――ほかに、例えばトイレトレーニングの相談などはありますか? 室内飼いの犬が増えているので結構深刻な問題ではないかと思うのですが。



鈴木さん 相談はありますね。仰(おっしゃ)るとおり大事な問題なので。本来、犬は外で排せつをします。例えば散歩の時まで我慢して、散歩でするという風に。マーキングをしたりという犬の本能によっている行為ですよね。でも室内飼いになると、それを中でもできるようにしないといけないわけです。体得させるにはトレーニングが必要です。



――トイレに関してですが、成犬が来ますか、それとも子犬が来ますか?



鈴木さん 成犬になって来ることも多いです。本当であれば子犬の時にきちんとしつけてしまうのがいいと思います。



■犬のしつけ、ここが重要!



――犬のしつけで、大事な肝って何ですか?



鈴木さん 飼い主が望んでいることをいかに犬に伝えるかですね。逆に言えば、犬にどうやって飼い主の希望を伝えるかです。ただし、その伝え方には愛情がなければなりません。



三宅さん タイミングです。怒るタイミング、褒めるタイミング。それがしつけの一番大事な部分です。



――どんなおバカな犬を連れて来ても何とかなるもんでしょうか。



鈴木さん なんとかしますよ(笑)。



三宅さん 愛情を持って接すれば! お任せください(笑)。



きちんとドッグトレーナーに行ってもらう「しつけ」は有効なようです。



あなたの家のワンコはお行儀が良いですか? もし「きかん坊」なら一度トレーナーさんに相談してみるのはどうでしょうか。





(高橋モータース@dcp)



『レイクウッズガーデン ひめはるの里』のサイト

http://www.lwgarden.jp/index.html



オーストラリアン・ラブラドゥードルは希少犬種でここでしか触れ合えないそうです。モフモフしたい犬好きの人はせひ来てみましょう。