仕事のプレッシャーに打ち勝つサプリがあった!




なにかとストレスの多い現代人。プレゼンの土壇場になって急に頭が真っ白、時間勝負の仕事を抱えてついパニック状態! 重要な商談では冷や汗びっしょり……。プレッシャーに弱く、「自律神経のコントロール障害」に陥ってしまったら、結果が出せずに落ち込んでしまうものですよね。こうしたストレス社会のピンチを乗り切る特効薬はないものか? 薬剤師さんに克服法を聞いてみました。



■グルメ嗜好(しこう)の現代人の食生活に危険な落とし穴!



――現代人がコントロール機能を失うのはなぜですか?



「グルメ志向の現代人の食生活は、グルタミン酸を多く含む食事を好む傾向にあります。このグルタミン酸は、脳のなかで神経を覚醒する作用があって、たくさん摂取すると興奮状態に陥りやすくなるんですね。興奮すると知らないうちに血圧が急上昇していて、心拍数もあがり、さらに緊張度が増したりすると身体にも影響が出て、のぼせたり、手が震えたり、めまいがしたり、吐き気がしたりすることもあります」



――では、誰にも起こる可能性があるということですね。



「そうですね。働きすぎの現代人は、肉体的にも精神的にも疲労する傾向にあって、疲労することによって脳内の興奮作用を抑制するアミノ酸のギャバが減少してきます。ギャバが不足してくると、興奮状態が加速されてイライラしたり、血圧が上昇したり、落ち着いてものごとを考えられなくなったりします。



ギャバは脳内に分泌されるグルタミン酸を抑制する効果があり、過剰にグルタミン酸を摂(と)っていると負の相乗効果で体も心も不安定になってきます。サプリで補給したりするのは必要ですね」



そういえば、疲れてくるとミスが多くなりますね……。



■あがり症を克服できる薬とは?



――ただ、サプリは即効性がないですよね。すぐに効く薬はあるのですか?



「抗不安剤というのに『デパス』や『ソラナックス』という薬があります。神経をリラックスさせる効果があり、つまりアルコールを飲んだときと同じような作用です。お酒を飲むと普段は内向的な人も、外交的になったりしますよね。血流が良くなって、体の緊張がほぐれて血圧も下降します。ただ、眠くなったり副作用もあるので注意は必要です。



ほかに『インデラル』という薬があります。通常は高血圧、頻脈等に使われる薬ですが、緊張からくる心拍数の上昇を抑え、手足の震えや声のうわずりや赤面、発汗などの『あがり症』の症状にも効果があります。いずれも、処方薬なので、メンタルクリニックの医師に相談してみるといいですね。



処方薬は劇的に症状が改善されることもありますが、副作用や依存性も懸念されるため、あくまで最終手段だということをじゅうぶん頭に置いておいてくださいね!」



――では、リスクが少なく、普段から飲める薬はありますか?



「和漢の生薬を配合した『イララック』という市販薬があります。これは更年期障害の女性のイライラや不眠、のぼせといった症状緩和のために開発された薬ですが、『あがり症や不安神経症』で困っている人は精神安定効果もあります。



有効成分として配合している4種類の乾燥エキスに鎮静効果があって、植物由来成分のため、西洋薬よりは体への負担が少ないので安心して服用することができます。



ただし、個人の症状にもよるので、ドラッグストアのOTC薬剤師に一度相談してみることをおすすめしますね」



「薬はあくまで対症療法ですよ」と薬剤師さん。まずは睡眠、ビタミンB1を多く含む食事を積極的にとったり、サプリでギャバを補給しておくことがおすすめだとか。さらに呼吸法などで、体にストレスをためこまないことも重要!



それでダメなら漢方薬を服用し、最終手段は専門医へ。スカッと気分を整えて、いざという時に100%の実力を発揮しましょう!



(OFFICE-SANGA 安藤のり子)