世界中が惚れた!! 「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたイラストレーターが描く、超クールな「スパイス・ガール」

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スーパーヒーロー・ヒロイン風の衣装に身を包み、華麗に敵を倒すアジアの女の子たち。アメコミにスーパーヒーローを描いた絵は数あれど、アジア風で、しかも女の子が主役のこのような絵は、あまり目にすることはありませんでした。

この、戦うアジアン・スーパーガールズを描いたのは、東京出身で現在ニューヨークを拠点に活躍する日本人イラストレーター、清水裕子さん。

『ニューヨークタイムズ』や『ニューヨークマガジン』など、数多くの有名誌に引っ張りだこの彼女は、2009年ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれたほどの、実力者です。

清水さんの作品は、漫画そして浮世絵を思わせる、独創性が大きな特徴。日本的でありながらもアメリカナイズされたその世界観は、どうやら清水さんの経歴に深く関係しているようです。

「私は、外見ではなく中身という意味で、日本人から見ると全くアメリカ人で、アメリカ人から見ると全く日本人。それはおそらく、14年もの間アメリカに暮らしてきた(子供の頃もアメリカに住んでいたのでそれを含めると18年)移民だからなのかもしれません。そのため、文化の違いを考えさせられる、あるいは説明を求められる事が日常で多々あります」

「アジア人のスーパーガールズ」というトピックは、そうした日常の思考、言動の中から生まれてきたのだと語る、清水さん。「アジア人女性は自分の意見を言わない」「従順である」という考えが海外ではまだまだ定着しているため、その概念を打ち破るような作品を作りたかった、というのがこの作品の出発点なのだそうです。

多感な時期にアメリカに暮らしその後帰国したとき目にした、浮世絵や時代劇の目新しさ。さらに、80年代半ばくらいまでの日本の漫画をよく読み、それらをマネして描いていたという自身の経験。おそらくこういったことが、彼女の作品の根底に流れているのでしょうね。

「経済などの日本ネタや時代もの、あるいはアジアネタでイラストが必要になると、まず最初に電話がかかってくるという立場がここ10年ほど定着しているため、意識せずとも必然的にアジア色の濃い作品が多くなりますね」

数々の有名誌はもちろんのこと、ブランド商品のパッケージや商品、本の表紙さらにはCDジャケットに至るまで、活躍の場がとにかく広い清水さん。このように国境を越えてあらゆる媒体から注目され採用され続けているのは、彼女にしか作りだせないオリジナリティーが、世界から求められているという証なのでしょう。

清水さんの描くアジアン・スーパーガールズは、我々日本人からみても痺れちゃうほど超クール! 「世界が尊敬する日本人」の彼女は、同時に「日本人が世界に誇れる日本人」でもあるのです。

(文=田端あんじ)

参考元:清水裕子さんホームページ( http://goo.gl/Yd63p )


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