萩尾望都×田中芳樹の”SF対談”が実現!! - 舞台『11人いる!』制作発表

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スタジオライフが萩尾望都氏の漫画『11人いる!』、『続・11人いる!-東の地平 西の永遠-』を舞台化するにあたり製作発表を行い、その席で萩尾氏と『銀河英雄伝説』で知られる小説家・田中芳樹氏による”SF対談”が行われた。

以前より萩尾氏の大ファンだったという田中氏は、青年期には「少女漫画に愚かな偏見を持っていた」ものの、萩尾氏の『ポーの一族』を読んでショックで立てなくなるほどの衝撃を受け、少女漫画の進化に感銘を受けたと語っていた。

終始、田中氏はおだやかな笑みを浮かべながら、萩尾氏の対談を楽しんでいるように見えた。

同劇団の演出家・倉田淳氏より「SFに取り組むようになった理由は?」と問われた萩尾氏は、幼少期から未来を題材とした『サイボーグ009』などを読み、その後はアイザック・アシモフの小説をきっかけにSFに傾倒していったと回答。

SFの醍醐味として、「未来を題材にしている作品には、現代にないものがある」と感じていた時期もあったようだが、東日本大震災以後は、「こんな選択をしたら、こういう未来が来るんじゃないか……というさまざまな未来のバリエーションを私たちの前に並べてくれているんじゃないか」と思うようになったという。

また、自身の作品『銀河英雄伝説』が宝塚歌劇団の宙組で上演されていることを受け、倉田氏から「舞台化されたことについてご感想は?」と聞かれた田中氏は、「舞台としてお任せする以上は、小説では表現できなかったところを見せていただきたいと思って口をはさみませんでした。

実際に見てみたところ、役者さんたちの運動量などに圧倒されました」と語りつつ、「原作のファンの方にも評判がいいようなので、ひょっとしたら続きをやってくれないかなあと、邪悪な希望や期待を抱いております」と冗談めかしながらコメントしていた。

スタジオライフ公演『11人いる!』は、萩尾望都氏の漫画を原作とした演目で、2011年2月以来の再演となる。

この再演に際して、同作の続編である『続・11人いる! -東の地平・西の永遠-』の舞台化も決定。

萩尾氏は、自身の作品の舞台化について、「倉田さんの演出の雰囲気が非常に好きなんです。

作品の芯になるものを壊さずに舞台にしてくださるので、全面的に信用しておまかせしています」と語った。