特別研究:ソニー(6758) 現状は業績面でもチャート面でも振るわないが、 数カ月程度の投資なら意外とチャンスは大きい?

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ソニーが苦戦している。本業のエレクトロニクス部門が不調、業績の回復にはまだまだ時間がかかりそうであり、チャート的にも魅力的なものとはなっていない。ただ、非常に緩やかではあるが下値は切り上がりつつある。もし、今後、何らかの材料が出て高値を更新したとしたら……そうした仮定をもとに売買シミュレーションを行ってみた。

4期連続の赤字 株価は約40年ぶりの水準まで下落

 「世界のソニー」と呼ばれ、「ウォークマン」などのヒット商品を生み出していたソニー(6758)が、昨年度まで4年連続の赤字に陥っている。

 2012年3月期決算を振り返ると、売上高は6兆4932億円(前年同期比9.6%減)、営業損失672億円(前年同期は1998億円の黒字)、当期純損失4566億円(前年同期も2595億円の損失)と大幅な赤字を計上した。

 10月19日には、経営の立て直しに向け、国内外を合わせて、約1万人の従業員を削減する方針を打ち出し、大規模なリストラに追われている。

 株価は年初来高値(3月16日)の1832円から下落し続けて現在は897円(2012年11月6日終値)と、51%も下落している。同社の株価が1000円以下になるのは約40年ぶりの水準である。同社が、ここまで苦境に立たされた原因は何だろうか。

苦境の原因は、本業のエレクトロニクス

 同社が4期連続で赤字を計上している最大の原因は、テレビ事業や、ゲーム機器、家電など本業のエレクトロニクス部門の不調だ。

 セグメント別の売上高と営業利益を見ると、本業が如何に苦しんでいるかがわかる。

 12年3月期の売上高の約68%が本業によるものである。しかし、営業利益段階では2012年3月期を除き1000億円を超える赤字を計上している。営業利益のグラフのピンクの丸印で示した金融/音楽/映画という非電機部門は利益を出しているが、同じグラフ内の青い丸印で示した本業のエレクトロニクス部門が垂れ流す巨額の赤字を補うには至っていないというのが現状である。

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