加瀬亮、ユースケ、濱田岳ほか、映画『はじまりのみち』主要キャスト発表!

写真拡大

俳優の加瀬亮、田中裕子、ユースケ・サンタマリア、濱田岳らが、木下惠介の生誕100周年を記念して製作される映画『はじまりのみち』(2013年6月1日公開)に出演することが7日、明らかになった。

同作は日本アニメ界の第一人者である原恵一氏が初めて担当する実写映画作品で、同氏が監督、脚本を手掛けている。

物語の軸となっているのは、戦時中、木下が脳溢血で倒れた母を疎開させるためにリヤカーに乗せて山越えをした、という実話。

血気盛んな映画青年として軍部に睨まれ、松竹を一時離れるきっかけとなった『陸軍』の製作時のエピソードを回想形式で盛り込みながら、1本の映画を作り上げていく。

主人公・木下惠介を演じた加瀬亮は、「時代の激しい流れに巻き込まれながらも、青年時代の木下惠介監督がどうしても手放せなかったもの、その大切なものを、原監督と一緒に同じ道をゆっくりと辿りながら、みつめていきたいと思っています」と意気込みを語った。

そのほか、惠介に盲目的な愛情を注いだ母の”たま”を演じるのは、『天城越え』(1983年)でモントリオール世界映画祭主演女優賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得る田中裕子。

惠介の兄・敏三にユースケ・サンタマリア、便利屋役に濱田岳を起用するなど、豪華俳優陣が脇を固める。

撮影は浜松ほかオールロケを予定。

11月にクランクインし、2013年2月に完成を予定している。