選び抜かれたキャスト陣の歌声は聞き応えアリ。
(C)TETSUO SUZUKI

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すっかり秋になり、フェスや花火大会といったエキサイティングなイベントが少なくなって個人的にはちょっぴり寂しく思っているこの時期、東京・六本木ブルーシアターにて上演中の『THRILLER Live/スリラーライブ』にお邪魔させていただいた。

そして……興奮! 思いっきり声をあげて、ノリノリ(←死語?)で踊りすぎ、時にはホロリとして涙が出そうになった。今回は、その『THRILLER Live/スリラーライブ』とは一体どんな内容なのか、また、その8つの魅力についてお話したい。

『THRILLER Live/スリラーライブ』って!?


本公演は、2009年6月、惜しくもこの世を去った“キング・オブ・ポップ”、マイケル・ジャクソン(享年50)の軌跡をたどる歌とダンスのライブ・ステージパフォーマンス。マイケルが亡くなる前の2006年からイギリスのウエストエンドで始まり、上演回数はなんと1000回を超え、今でもロングランが続いている人気作。さらにツアーも世界23ヶ国200万人以上を動員している話題の作品なのだ。

誕生のきっかけ


本公演の共同プロデューサー/オリジナル・クリエイターのエイドリアン・グラント氏は、マイケル・ジャクソンと深い交流があった人物。1991年に「ザ・アニュアル・マイケル・ジャクソン・セレブレーション」というイベントを立ち上げて以来、年々規模が大きくなり、2001年にはなんと!マイケル・ジャクソン本人が個人的に参加。このイベントから、グラント氏はさまざまな着想を得て現在の『THRILLER Live/スリラーライブ』へと進化させたのだそう。
つまり、「いっちょ儲ける為に作ってやろう!」なんてステージではなく、長きに渡るリスペクトの気持ちが形になったもの。ちなみにグラント氏はマイケル・ジャクソンから深い信頼を寄せられていて、マイケル関連本の独占インタビューに抜擢されたり、あのネバーランドにも招待されたことも!

それでは早速、本公演の魅力をご紹介していこう。

1:マイケルの代表曲が次々と!


本公演は15分の休憩を挟んでの2部構成になっている。

第一幕は、『ABC』『I Want You Back』『I'll Be There』『Don't Stop' till You Get Enough』、『Can You Feel It』などジャクソン5時代のソウルヒットナンバーの数々。

そして、第2幕では「キング・オブ・ポップ」と讃えられ音楽史に数々の伝説を残したマイケルの代表曲がめくるめく登場。『Billie Jean』ではもちろんムーンウォークも見られ、観客からは大きな拍手と歓声が沸き起こったり、『Dirty Diana』、『They Don't Care About Us』など、ソウルナンバーからロックまで様々なジャンルの曲が次々と披露されてゆく。うーん、聞いたことのないタイトルだ……と思った方も大丈夫。サビ部分を聞くと「あ、知ってる!」と思うはず(笑)。

終盤には、平和を願うマイケルの想いのこもった『Man in The Mirror』や『Heal The World』が観客の心を熱くし、1幕、2幕すべて合わせると何と30曲以上のナンバーが歌われたことに! (それでもあっと言う間)マイケルが40年間に渡っていかに素晴らしい功績を残し、いかに愛されていたのかを肌で感じることができる熱いステージになっている。

2:魅力的なボーカルキャストたち


マイケルの全30曲以上ものナンバーを聞けるのは嬉しいけれど、一体誰が歌うの? という素朴な疑問を持つ方も少なくないはず。

ここでは、ABCを抜群な歌唱力で歌い上げる12歳の黒人の少年から、グラマラスでエモーショナルな声で歌う女性ヴォーカリスト、メロウなソウルバラードを渋い声で響かせるダンディな男性シンガー他、魅力的な歌手
(&ダンサー)達が各ナンバーを熱唱。というワケで、もちろんマイケル本人ではないのだが、選び抜かれたキャスト陣の歌声はかなりの聞き応えが。また、時には複数のボーカリストによるアンサンブルも素晴らしく、大勢の観客がウットリと聞き入っていた。
(mic)

後編へ続く

『THRILLER Live/スリラーライブ』
2012年9月29日(土)〜12月9日(日) 全80公演(予定)
六本木ブルーシアター(旧:六本木ブルーマンシアター)
S席 ¥8,500 / A席 ¥7,500 /学割 ¥6,500 ※A席のみ

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