米国のQE3(金融緩和政策第3弾)に日銀の金融緩和と“吉報”が続いたが、日経平均株価は9000円台回復後、また下げている。次に動くのは選挙後…ということで今のうちに仕込みたい厳選株をどうぞ!


東京駅周辺が相場材料的にもおもしろくなりそうだ。「東京ステーションシティ」と名づけられている東京駅と周辺駅ビル群は、最旬の観光名所。東京駅丸の内赤レンガ駅舎(国の重要文化財)は耐震・リニューアル工事が進み、今年6月に一部駅施設が開業、10月の東京ステーションホテル開業でグランドオープンとなった。

ここに株価材料として上乗せされるのが、国土交通省が来年度予算の概算要求で「東京駅周辺から成田・羽田への直接運行を実現するための地下鉄路線の建設調査費用」として2億5000万円を新たに計上した点だ。

成田・羽田という日本の空の2大玄関を東京駅を介してを結ぶという新アクセスがもたらす経済効果は、計りしれない。実現すれば、中継地となる東京駅周辺の資産価値は観光的な側面にとどまらず、ビジネス的にも高まることは間違いない。

JR東日本、京成電鉄はもちろんだが、不動産面でのメリットがあるのは、丸の内・大手町周辺に不動産を持つ三菱地所やJR東日本など。商業関連では、東京駅に大丸を持つJ・フロント リテイリング。空港には百貨店施設がないため、?空〞経由の集客が期待できる。

インフラ面では、鉄道路線の地下工事でシールド掘進機の日立造船、川崎重工業、駅舎建設や地下路線建設関連では、鉄建、東鉄工業、これまでの丸の内開発で主導的立場にあった鹿島などにメリットがもたらされることになりそうだ。




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この記事は「WEBネットマネー2012年12月号」に掲載されたものです。