米国のQE3(金融緩和政策第3弾)に日銀の金融緩和と“吉報”が続いたが、日経平均株価は9000円台回復後、また下げている。次に動くのは選挙後…ということで今のうちに仕込みたい厳選株をどうぞ!


サン電子は、ジャスダック上場のパチンコ機器向け部品メーカー。パチンコホール大手・ダイナムの香港上場を刺激材料として、8月上旬から急騰が始まった銘柄だ。

今期は第1四半期(1Q)だけで通期予想の9割近い純利益を稼いだだけでなく、主要な取引先の藤商事が業績予想を上方修正したことで、11月上旬の決算発表時に通期予想利益を増額してくる公算が大きい。

この業績アップの裏づけがあるため、「初押しは買い」の相場格言通りに、利食い売りで大きく崩れた局面があれば、買いの好機になりそうだ。「初押し」が訪れるのは、決算発表で好業績が市場に確認されたときになるかもしれない。

サン電子の本業はパチンコ機器の部品メーカーだが、納入先から信頼を獲得していくにつれて業務範囲を徐々に拡大し、景品管理やパチンコ店の省エネ支援なども収益事業に育っている。株価800円でも予想PERは7倍、PBRは0.8倍にしかならず、いずれも業績対比での割安感はかなり強い。

浮き沈みの激しい業態だが、大幅減収となった2011年3月期にも黒字維持と配当据え置きで投資家の信頼をつなぎ留めた。利益水準の切り上げに配当が追いついていないため、今期から来期にかけての増配要求が強まるのは必至だ。


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この記事は「WEBネットマネー2012年12月号」に掲載されたものです。