大阪といえば......すぐに想像できるのは、お好み焼き、通天閣、道頓堀、阪神タイガース、食い倒れ人形といったところでしょうか。観光地としても人気の高い大阪ですが、実際に大阪に住んでいると、名所以外のディープな「大阪人」の文化を目の当たりにすることがあります。

 キャンディーの呼び名は、「あめちゃん」。また、同様に鳥肉は「かしわ」、オレンジ色は「柿色」と、独自路線を突き進んでいます。

 そんな個性的な大阪の文化をまとめたのが、書籍『大阪人の流儀』。辛辣な言葉の裏側に人間味が見え隠れする大阪人の言葉を集めており、漫画家の小杉なんぎん氏が鋭くツッコミを入れています。

■足音まで大阪弁や
生粋の大阪人という意味で、親子三代で大阪生まれ大阪育ちぐらいになると、こういったセリフが出てくるらしい。

■行列のできる行列やなあ
本末転倒という意味。その店の食べ物よりも、行列そのものが客の目当てのように見える様。

■値段がかっこええな
ブランド好きの意味。「この車、軽く一千万円超えんねんで。オレはやっぱり、値段がいちばんかっこええなあ」と言った小杉氏の友人。

■お前はフランス人か

はっきりしゃべれの意味。大阪語は大きな声ではっきり喋るのが基本だが、なかにはボソボソと何をいっているのかわからない人もいます。そんな人は「フランス人」と言われてしまうのです。

■言いたいことは三つある、三つとも忘れたけどな
その場の空気を和ませるテクニック。話を切り出すときにいきなりオチをつけて、その場の空気を和ませる会話のテクニック。

■お前そのものが事件や
大げさな人をたしなめる言葉。些細なことでも「事件や、事件や」と騒ぐ人に使う。

■飯食いながらパンのこと考えるなよ
集中しろの意味。仕事中に別のことを考えていたことがバレると言われる言葉。酒の席では、「牛乳飲むような顔してビール飲むなよ」のパターンも。

■ワシの勘では、勘だけで人生渡れる
勘は人生の力。大阪人は「勘」に自信たっぷりなのです。

■今日は真剣に寝るわ
普段の何気ない行為に対しても、「真剣」や「本気」という言葉を大阪人は多用。「真剣に飯を食う」「本気で歯を磨く」など。

 以上、ほんの一部の紹介ではありましたが、濃厚な大阪人パワーを感じたのではないでしょうか。強がりなのか笑わせようとしているのか、何とも理解しにくい流儀ばかりですが、どことなく人間味を感じることができる、それが『大阪人の流儀』なのです。

 では、「混浴なのに足湯やった」。この言葉の意味はなんでしょう。


 正解は、「期待はずれ」。大阪人の流儀、わかってきましたか?



『~「生き方のプロ」はツライことこそ笑いに変える! ~ 大阪人の流儀』
 著者:小杉なんぎん
 出版社:徳間書店
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