英記者「現状、香川はルーニーの控え。しかし成功できると確信している」

写真拡大

 マンチェスター・Uに所属する日本代表MFの香川真司について、現地で記者を務めるジョナサン・ウィルソン氏は、「チャンスを成功を結び付けられる選手だと確信している」との見解を示した。『ワールドサッカーキング(No.239/11月1日発売)』における連載『メイド・イン・ジャパン』内で述べている。

 同氏は香川について、現地では今なお獲得に関して疑問を持っているファンもいると指摘。「この国では単純に移籍金が高ければ高いほど良い選手だという誤った考え方が常識になっている」と、移籍金が1800万ポンド(約22億5000万円)の香川が重要な選手と見られていない現実があると述べた。また、ユナイテッドの弱点となっているフィジカル面を強化する選手でもないとし、厳しい現実に直面していると伝えた。

 ただ、「当分の間はルーニーのセカンドチョイスとして我慢しなければならないかもしれない」としながらも、「これまでのプレーを見る限り、チャンスが訪れれば見逃さないで成功へ結び付けられる選手であると私は確信している」とコメント。ポテンシャルの高さは既に証明しているだけに、負傷から復帰した後に訪れるであろう出場機会で結果を残せれば、ユナイテッドに必要な選手として認知されるだろうとの見解を示した。

 同連載では、現地での率直な評価について触れられるなど、香川真司を取り巻く環境の“真実”が明かされている。