米国のQE3(金融緩和政策第3弾)に日銀の金融緩和と“吉報”が続いたが、日経平均株価は9000円台回復後、また下げている。次に動くのは選挙後…ということで今のうちに仕込みたい厳選株をどうぞ!


医薬品業界では、開発と生産の分離が進みつつある。イーピーエスもそのうちの一社。外部から委託された臨床試験業務を収益の柱に、高い収益を上げている。増収増益を続けているが、配当は年3500円で据え置かれており、今後の増配の可能性は濃厚だ。

海外分野は中国を軸にアジア展開を狙う。日中関係の雲行きが怪しくなっているが、この会社に関しては安心していられそうだ。というのも、厳社長が中国人なので、日本だけでなく現地の事情にも通じている。欧州での事業展開も視野に入れており、成長シナリオははっきりしている。

業績は売上高、営業・経常利益ともに右肩上がりだ。ただ、配当性向は会社の目標である30%を下回っている。利益剰余金が100億円以上ある一方で、有利子負債は10億円以下と少ないため、いつでも増配できる態勢にあるとみられる。薄商いなので、動きだすと急坂を駆け上がるように値上がりする銘柄だ。

株業界の番猫・みけこさんの兜町キャッツアイ
第54話 株価が1銭刻みに!?

三毛猫の模様って白、黒、茶トラの3色だけど、よく見ると、黒や茶の部分にも白い毛が交じってるって知ってた? 「そんな細かいとこまで見てないよ」って言われちゃいそうだけど、これからは株価も細かくなるんだにゃあ。

東証は大証との市場統合が一段落した再来年9月、今の売買システム「アローヘッド」をバージョンアップする予定なの。そのときに500円以下の銘柄は株価を1銭刻みにするっていうウワサ〜。今は1円単位の売買だから、たとえば株価50円の銘柄だと1円上がれば2%も動いてしまうことになるけど、これって欧米ではありえないことなんだって。株価が1銭刻みになって海外の投資家が増えると、兜町の猫もアメショーとかペルシャみたいな外来種が増えるのかにゃ?

猫はさておき、1銭硬貨はないけど、日経平均も「銭」単位だし、為替の世界でも1銭単位が当たり前だから、抵抗なく受け入れられそうねぇ。これからは猫の毛を観察するように、株価も細かく見ていく必要がありそうだにゃ。

そうそう、三毛猫の模様つながりで、もうひとつ。白は腹側に出やすいから、背中側が白で腹側は黒の三毛猫はいないんだにゃ。それが株にどう関係あるかって? 全然関係にゃ〜い!はい、今月はこれでおしまい。


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この記事は「WEBネットマネー2012年12月号」に掲載されたものです。