海外の旧通貨とマイナー通貨たち!



EU(ヨーロッパ連合)に加盟している国が2002年(国によっては1999年)から使用している統一通貨・ユーロ。さて、その統一通貨であるユーロが使われる前の各国のお金って、どんな名前だったかみなさん覚えていますか?ユーロの使用開始からもう10年も経過しているので、すっかり忘れてしまっている人もいるでしょう。

今回は、そんなひと昔のヨーロッパのお金がどんな名前だったのか紹介します。合わせて海外のマイナー通貨などもお届けします。



■ユーロ以前の主な通貨たち



●イタリア共和国

イタリアのユーロ以前の通貨は『イタリア・リラ』です。語源は天秤。2002年の3月に公式に流通が終了しました。イタリア・リラからユーロへの交換も2012年2月28日で切り上げられました。



●ドイツ連邦共和国

ドイツがユーロ以前に使用していた通貨は『マルク』です。貨幣には刻印がしてあり、ドイツ語で刻印がマルクと呼ばれることからこの名前になりました。1999年の1月に廃止。マルクからユーロの交換は永久保証されています。



●フランス共和国

フランスの以前の通貨名は『フラン』です。名前の由来は草創された1360年に「神の恩寵によるフランクの王ジャン」という言葉から取られたとされています。流通は2002年の2月17日で終了。ユーロへの交換は2012年2月17日で終了しました。



●オランダ王国

オランダがユーロ以前に使用していた通貨は『ギルダー』です。かつてはアンティル・ギルダーやスリナムギルダーなど、他の国でも使用されていましたが、現在ではアメリカ・ドルなどに切り替わっています。ユーロへの交換は紙幣に限り2032年1月1日まで可能。



●スペイン

スペイン王国でユーロ以前に使われていた通貨は『ペセタ』です。語源はカタルーニャ語で小さな物という意味のペセタ。使用されていた500ペセタ硬貨は世界最高額(当時の金額で約700円)の流通通貨として有名でした。ユーロへの交換期限は設けられていません。

●ポルトガル

ポルトガルの旧通貨の名前は『エスクード』です。2002年の2月28日に流通停止となりました。ユーロへの交換は紙幣に限り2022年2月28日まで可能です。ちなみに、200エスクード硬貨は日本の種子島がモチーフにされていたのですが、ご存知でしたか? 



●ギリシャ

現在、色々と問題になっているギリシャがユーロ以前に使っていた通貨は『ドラクマ』です。インパクトのある名前なので、いまでも覚えている人は多いはず。その歴史は古く、古代ギリシアおよびヘレニズム世界で広く用いられた通貨の単位だとか。



■こんなのあるの!? 海外のマイナー通貨たち



●グアテマラ共和国 通貨名:ケツァール

グアテマラの国鳥であるケツァールからその名がつけられた通貨。日本円では1ケツァール=約10円です。※2012年7月12日現在



●ブータン王国 通貨名:ニュルタム

王子が来日し話題となったブータン王国の通貨。日本円では1ニュルタム=約1.5円です。※2012年7月12日現在



●ナイジェリア連邦共和国 通貨名:ナイラ

タレントのボビー・オロゴンさんの出身地であるナイジェリアで使用されている通貨名です。日本円では1ナイラ=約0.5円となっています。※2012年7月12日現在



●サントメ・プリンシペ民主共和国 通貨名:ドブラ

サントメ・プリンシペ西アフリカのギニア湾に浮かぶ島々から成る国です。名前は聞いたことがあっても、どこにあるのかわからない人が多いのはず(笑)。超マイナー通貨のドブラは日本円にすると1ドブラ=約0.004円。※2012年7月12日現在



●レソト王国 通貨名:ロチ

場所どころか、名前も聞いたこともない人もいるかもしれないレソト王国。レソトは南アフリカ共和国に周囲を囲まれた内陸国です。そんなレソトの通貨・ロチは日本円にすると、1ロチ=約10円です。※2012年7月12日現在



という訳で、かつての欧州諸国の通貨と世界のマイナー通貨たちでした。欧州の旧通貨名はさすがに有名なものですが、マイナー通貨たちは全部知っているという人はあまりいないのではないでしょうか? そうそう行く機会はないでしょうが、もしこれらのマイナー通貨の国へ旅立つ際には、この記事が少しでも参考になることを祈ります。



(貫井康徳@dcp)