30日に行われたセリエA第10節で、ミランはパレルモと敵地で2−2と引き分けた。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後にこのように話している。

「交代が決定的になることは期待していた。だが、47分の時点で0−2となることは予想していなかったよ。我々が挽回するのは初めてだ。後半はかなりのチャンスをつくった。だが、2失点は我々のミスだったんだ。PKも、(フランコ・)ブリエンツァのゴールも避けられた。選手たちはよくやったよ。最終的には、ドローで納得するしかない」

FWアレシャンドレ・パトはこの日も低調だった。

「長いことプレーしていなかったから、自信を取り戻す必要がある。前半はもっと彼をうまくアシストしなければならなかった。彼は成長する必要があるが、やるべきことをやったよ。プレーしながら精神的にも解放され、もっと落ち着けるはずだ」

一方、追いつかれたパレルモのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、このように悔しさを表した。

「後半に2−1とされてから、我々は止まってしまった。コンパクトになるのではなく、ペナルティーエリアにとどまり、ミランが出てくるのを待ってしまったんだ。大きなチャンスを捨ててしまった」

開始6分でMFマッシモ・ドナーティを負傷で失ったことについては、「残念だ。交代枠を一つ使うことになった。ウォームアップ中に問題を抱えたんだ。筋肉のケガではないが、痛みでプレーできなかった」とコメント。次のように続けている。

「これまでのパフォーマンスをすれば、流れを変えることができたはずだ。(ダヴィド・)トレゼゲの加入を望むか? (ファブリツィオ・)ミッコリがこれだけの調子なら…。いるメンバーから最大限を引き出さなければいけない」

ガスペリーニ監督はインテル時代に3バック採用が騒がれたことについても振り返っている。

「今は誰もが称えているが、私がやったときは全員が批判していた。結果が出なくて遠ざけられたことは、煩わしく思っていない。去ったときに私に対して好ましくない、正しくない振る舞いがあった。(マッシモ・)モラッティ会長の発言は完全に不適当だったんだ。それが、この件で私がより受け入れられないものだった」