まさかのゴミ不足…スウェーデンでは他国からゴミを輸入している

ゴミ問題と言えばどこの国でも抱えている環境問題の1つですが、ゴミが増えすぎて困っている国だけかと思いきや、ゴミが少なくて困っている国がありました。

なんとスウェーデンでは他国からゴミを買っているのです。

 

スウェーデンと言えば一世を風靡したABBA(最も売上枚数の多いアーティスト4位)というシンガーグループで有名ですが、それとは別の新しい記録を作りつつあるようです。

環境先進国のスウェーデンでは廃棄物を利用してエネルギーに変えることに成功しているとのことです。ただしその成功により別の問題も出てきました。

スウェーデンでは、別のエネルギーに変換することで効率がよくなり、埋め立て地に行くゴミは全体のたった4%とのことです。

単純にゴミの量が少なく、エネルギーにするだけのゴミが足りないのです。そこで、年間80万トンの廃棄物を他国から輸入し始めました。

すでにノルウェーはスウェーデンに廃棄物の回収をしてもらうために支払いをしているそうで、将来的には埋め立て地に頼るしかないブルガリア、ルーマニア、イタリアなどからのゴミの輸入も考えているそうです。

ゴミの管理という点では、スウェーデンは世界の先頭に立つ数少ない国のひとつで、廃棄物から生み出したエネルギーにより25万戸へ供給されています。

ちなみにアメリカでは2010年だけで2億5000万トンのゴミが出たそうで、そのうちリサイクルされたものは34%に過ぎません。

将来は資源の不足によりゴミの価値も上がり、売ることも出来るようになるかもしれないと、環境保護局シニア・アドバイザーは伝えています。

まさに捨てる神あれば拾う神ありですね。

Sweden Wants Your Trash

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