神奈川県茅ヶ崎市=桑田佳祐の故郷は、”サザン”に満ちあふれていた!

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海沿いの街・神奈川県茅ヶ崎市は、サザンオールスターズ・桑田佳祐さんの生まれ故郷として知られている。

「勝手にシンドバッド」や「HOTEL PACIFIC」をはじめ、彼の作る楽曲には茅ヶ崎の海や風景を歌ったものが多い。

海水浴場や商店街にも「サザン」の名がつけられているこの街には、やはりサザンオールスターズを愛する人が多いのだろうか。

それを調査すべく、砂まじりの茅ヶ崎へ向かった。

まずは、茅ヶ崎の街にどのくらい”サザン”にまつわるものがあるのかを調べるため、バンド名の一部が名づけられた「サザン通り商店街」へ。

海へと続くこの通りは、昔ながらの商店街といった佇(たたず)まいだ。

道の両側には、サザンオールスターズの曲名が書かれたCDの盤面風の看板がズラリ。

「希望の轍(わだち)」からはじまり、「いとしのエリー」や「涙のキッス」、「愛の言霊」など、数々のヒット曲が記された看板が並ぶ。

看板をひとつずつ眺めていくと、「茅ヶ崎に背を向けて」や「ラチエン通りのシスター」など、茅ヶ崎にゆかりのある曲も登場する。

しかし、「マンピーのG★SPOT」のように茅ヶ崎とは関係なさそうな曲も、たびたび出現することに気付く。

いったい、何を基準に掲載する曲名を選んでいるのだろうか。

考えを巡らせながら歩いていたところ、「勝手にシンドバッド」の看板を撮影している二人組を発見。

きっと、彼女たちはサザンファンに違いない。

この謎にも答えてくれるだろうと期待し、尋ねてみることにした。

「この看板に書かれた曲は、茅ヶ崎ライブで演奏されたんですよ。

その時のセットリスト順にナンバーがつけられているんですって」と教えてくれたTさん。

9月からスタートした桑田さんのライブツアーにもすでに参加した、筋金入りのサザンファンである。

「茅ヶ崎ライブ」とは2000年8月、サザンオールスターズが茅ヶ崎公園野球場で行ったライブのこと。

桑田さんの凱旋(がいせん)公演ともいえるこのライブをきっかけに、茅ヶ崎へ足を運ぶようになったファンは多いという。

Tさんと一緒にいたMさんは、なんと大阪から来たとのこと。

しかし、これは珍しいことではないそう。

サザンゆかりのスポットを巡りに、全国からファンが訪れるという。

「やっぱり、サザンファンにとって茅ヶ崎は特別な場所ですからね」とMさん。

桑田さんの故郷であり、歌詞にも登場するこの街を訪れることは、いわば「聖地巡礼」のようなものらしい。

サザン通り商店街には、桑田さんをよく知る人たちが営む店も多く、買い物しながら当時のエピソードを語ってくれる店主も多い。

「茶商 小林園」の小林さんもそのひとり。

弟さんが桑田さんの同級生であるためで、今でも交流があるという。

「桑田さんは大物になった今でも、地元・茅ヶ崎を愛してくれているんですよ。

茅ヶ崎の人は仲間意識が強いから、そういうのはうれしいし、応援したくなりますよね」と小林さん。

同店ここでは、その名も「茶山(さざん)」というお茶を販売している。

茅ヶ崎ライブの記念になるものを作りたいと思いから、この名前をつけたのだそうだ。

「茶山には、抹茶入り粉茶、抹茶入り深蒸し茶、金箔(きんぱく)入りの抹茶入り深蒸し茶の3種類があります。

茅ヶ崎海岸の砂山を粉茶にみたて、松の緑は抹茶で表現しました。

茅ヶ崎には他にも、”サザン”の名がつくお菓子やグッズを販売している店がたくさんあります。

皆さんにもっともっと楽しんでもらいたいと、新しいアイデアや企画も出していますので、ぜひ遊びにいらしてください」(小林さん)。

小林さんによれば、サザン通り商店街では街ぐるみでサザンオールスターズを応援しているそうで、「茅ヶ崎サザン神社」なるものまで開設。