中国メディア・中国網は29日、ベトナムメディアを引用しつつ、「品質の悪さ」によってベトナム市場で中国製品が売れなくなり、タイ製品に取って代わられつつあると報じた。

 ベトナムの現地メディアによると、同国では「中国製品の不買の動き」が始まった。「中国製品は『低品質、危険』の代名詞」というイメージがベトナム市民に定着したためで、一方では、同国市場においてタイ製品が急速に増えており、「美しいデザインと、理にかなった品質、価格で消費者から好評を博している」という。

 また、一般的な消費品以外にも著名国外メーカーのタイ工場で生産された工業製品が大量にベトナムに輸出されるようになり、この点でも「タイ製」が「中国製」のポジションを奪った。

 ベトナムの国産品については、専門に販売する店がなく、多くの雑貨店などで「低品質な中国製品」と一緒に販売されていることで消費者が「ベトナム製品も中国製同様低品質」と思い込んでしまっているという。(編集担当:柳川俊之)