韓国は数年前から「整形大国」などと呼ばれているが、北朝鮮でも女性たちの間では整形手術が人気を呼んでいる。

韓国メディア「ノーカットニュース」は29日、「脱北女“北で整形して南に来てみると”」と題した記事で、脱北女性の話をもとに北朝鮮の整形事情について紹介した。メディアのインタビューに応じた脱北女性によると、北朝鮮の病院には美容整形を専門的に行う整形外科は存在しないが、整形手術をしようと思えばどこでもできる状態なのだという。

どういうことかというと、手術は病院で行われるのではなく、手術を受けたい患者の自宅で行われる。手術内容は、二重手術や眉への入れ墨といった簡単なものが主流。北朝鮮では医師に対する待遇が悪いため、生活が苦しい医師らが隠れてこのような整形手術を行っているという。

平壌出身のある脱北女性は、2年前、北朝鮮の人民病院に勤める医師に手術を受けた。眉への入れ墨を行い、友人らからは「平壌美女」などと呼ばれ羨ましがられるほどだった。しかし、脱北してソウルへやってくると、“美女”に対する好みが北朝鮮と韓国では違うことに気がついた。

「北朝鮮の眉の入れ墨は、色が濃くて線が長い。でも韓国でその眉は強い印象を与えてしまい、こっちの流行ではないということが分かった」。

別の脱北女性も、韓国で再度整形手術を行うかどうか悩んでいる。「清津で二重手術をしたが、韓国に到着して流行とは違うと感じた。余裕ができたらまた手術したい」。

北朝鮮女性の間で人気を集める整形手術について、北朝鮮の消息筋は、旅行や仕事で中国を訪れる北朝鮮女性たちが整形手術に関する情報を入手し、関心を向けるようになっているようだと説明した。

参照：ノーカットニュース

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