駆け出し放送作家の1週間




放送作家になりたい! という人は結構多いそうです。放送作家の頂点として誰もが思い浮かべるのは秋元康大先生でしょうが、いきなりあんな風にはなれません。駆け出し放送作家はどんなことをやってるのでしょうか。2012年の5月に某芸能事務所所属の放送作家になった、松下トモヒロさんに聞いてみました。



――放送作家になって3カ月ぐらいだそうですが、どんな仕事をしているのか教えてください。



松下さん 最近の1週間はこんな感じです。



■月曜日

●14:00〜17:00

先輩作家の担当している(某大手Y社所属若手による)お笑いライブの企画会議。



■火曜日

某企画のリサーチ。テーマは「過去に犯罪を犯してしまった芸人」、「過去に脱いでいる芸人」。1日中やる。



■水曜日

●21:30〜22:30

若手ライブの企画。5組10人が出るのでネタ見せ会議。



■木曜日

単行本の企画のリサーチ。テーマは悪役の名セリフ。1日中調べる。



■金曜日

●12:00〜17:00

所属事務所の芸人さんのネタ見せ会議。



■土曜日

依頼されたニュースサイトの仕事をする。1日中



■日曜日

●15:00〜17:00

所属事務所のライブ。夕方は10組から1組を選ぶ選抜ライブ。選ばれた1組は夜の部に出られる。

●18:00〜20:00

所属事務所のライブ。夜の部。14組が出場。



――この1週間で収入はどのくらいになりますか。



松下さん 収入になったのは土曜日のサイトの仕事だけですね。10,000円ですよ(笑)。



――リサーチの仕事ってお金もらえないんですか?



松下さん リサーチの結果が番組で採用されて、放映されてやっとお金もらえるって感じです。仕事を手伝ってと僕に振ってくれた先輩にまずお金が入らないと僕のところにまで届かないです(笑)。



――放送作家も最初は徒弟制度なんですね。



松下さん やっぱり先輩に仕事の仕方を教えてもらいながらじゃないと。だって業界のこと何も知らないわけですから。仕事もらえるルートも先輩に紹介してもらわないといけませんし。



――「ネタ見せ会議」っていうのは何をするんですか?



松下さん 若手の芸人さんが、ライブにかけるネタを会議室で順番に演じるんです。で作家数人が見て、「こうしたらいい」とか「こういうネタどうですか」みたいに意見を出すんですよ。ネタを練る場ですね。



――いきなりそういう仕事もするんですね。



松下さん 事務所によって違うんでしょうけども。自分が提案したネタを芸人さんに採用してもらった時はウレシイですよ。ネタ書いてる時はやっぱり楽しいですし。



――松下さんの目標は何ですか?



松下さん まずは「放送作家です」と名乗れるようになること(笑)。今のままでは無職と言っても過言ではないですから。将来的には、漫才やコントが書けて、番組では新しい挑戦のできる作家になりたいです。



放送作家の世界は本当に実力主義。駆け出し作家は収入面が大変なようです。それでもなりたい人が多いのは「その仕事に夢がある」からでしょう。みなさんは放送作家という仕事をどう思いますか?





(高橋モータース@dcp)