公益財団法人菊水鉾保存会(京都市中京区:猪田浩市理事長)と(株)川島織物セルコンは、祇園祭・菊水鉾の前懸の無事完成を祈念し、関係者が織り始めの最初の緯糸を経糸に通す「杼入れ式(ひいれしき)」を、10月29日(月)に川島織物セルコン本社・市原事業所にて実施した。
菊水鉾は1952年の再興から今年で60年目を迎える。菊水鉾保存会は、鉾再建60周年記念事業として、退色が進み替え幕も所持していないため、前懸・後懸・胴懸左右2面計4面の懸装品を綴織で新調することを決定、川島織物セルコンが製作を担当することとなった。これらの新調は1年に1点ずつ完成させる4年事業として計画されており、初年度となる今年は10月末から前懸「大黒天図」の製織にとりかかる。
その無事完成を祈念した「杼入れ式」には、菊水鉾保存会の猪田理事長、祇園祭山鉾連合会の吉田理事長、川島織物セルコンの奥野信三取締役執行役員などが出席、緯糸を通した。
なおこの前懸は、3 月に製織を完了し、来年7月に公開される予定となっている。