世界の偉人「へー」な話




小学生の時に「世界の偉人」という本が図書館にあったでしょう。そこには子供向けにわかりやすく、その人の生涯が感動的に書かていたはず。でも、完全無欠な人はいません。調べてみると「えっ? こんなこともやってるの!」という事実がでてきます。



偉人達の意外な側面をご紹介します。





■野口英世、手段を選ばない男!



野口英世がかなりいい加減な人だったのを知っていますか? 彼は放蕩好きですぐにお金に困る事態に陥りました。その度にピンチを救い続けたのは血脇守之助という人です。1896年に野口が借金して上京したにも関わらず、放蕩三昧ですぐにお金がなくなった時に、住むところを提供したのは血脇さんでした。



ドイツ語学習のための月謝4円を工面したのも血脇さん。済生学舎(日本医科大学)へ通うために月15円のお金を工面したのも血脇さん。その上、この15円を一遍に渡すと野口が無駄使いする(遊興に使う)ため5円ずつ渡したというみっともないエピソードがあります。



1899年には、ペストの現地調査を行うために清に行く、そのための支度金96円(大金です!)を放蕩三昧で使い果たしました。これを救って清へ渡航させてやったのも血脇さん。このごろ、野口はアメリカへの留学を望んでいましたが、お金がありません。



そこで、斉藤ます子という女性と婚約してその持参金300円(!)をせしめ、そのお金で1900年にアメリカへ留学しました。野口は結局斉藤ます子と夫婦となるつもりはなくアメリカから戻りません。血脇さんが斉藤家に持参金を戻し、婚約は破棄されました。



1905年のことでした。婚約した娘さんを5年も放置したわけでやってることはむちゃくちゃです(笑)。野口英世は「偉くなるのがあだ打ちだ!」と言ったと言われています。目的のためには手段を選ばずに何でもやる人だったのでしょう。





■ジョージ・ワシントンはインディアンを虐殺した



偉大な初代大統領として知られるジョージ・ワシントンは一方で情け容赦のないインディアンへの迫害者でした。軍司令官時代には、ブーツに使用するのにインディアンの尻の皮を剥いだほどで、モホーク族、セネカ族などの集落を次々に襲い破壊しました。



大統領時代にも、ニューイングランド領のインディアン部族を皆殺しにすべく命令を出しました。



■エイブラハム・リンカーンもインディアンを虐殺した



奴隷解放の父と呼ばれるリンカーンもインディアンを迫害しました。大統領時代には悪名高い『ホームステッド法』を可決。これはインディアンを居留地に固定し、強制的に農業に従事させ、彼らの文化を奪うものでした。またダコタ族の暴動の際にはインディアン38人の絞首刑、ナバホ族の絶滅作戦には事実上の容認で対するなど、リンカーン大統領時代には情け容赦のないインディアン虐殺が進められたのです。





■イギリスのためにインド人志願兵を募ったガンジー



インド独立の父、マハトマ・ガンジーは裕福な名家の生まれでしたが、小学生時代にはやんちゃ坊主でした。すでに煙草を吸っていて、煙草代欲しさに召し使いからお金を盗んだこともあります。また現在からは信じられないことですが、ガンジーは宗主国イギリスのためにインドで志願兵を募ったことがあります。



これは第一次世界大戦での兵力不足に悩んだイギリスが、将来のインドの自立を約束してガンジーに協力を依頼したためでした。ガンジーは多くのインド人の志願兵を欧州に送りました。しかし、これはイギリスの二枚舌外交だったのです。



結果的にだまされたガンジーはこの後インドの独立運動にまい進することになります。



■歩行困難だったフランクリン・ルーズベルト



意外に知らない人が多いですが、アメリカの第二次世界大戦を主導した第32代アメリカ大統領、フランクリン・ルーズベルトは歩行困難な体でした。1921年に39歳でポリオに感染し、両足が麻痺してしまったのです。



彼の在任期間は1933年からですから(1945年の在任期間中の死去)、この障害を抱えたまま大統領になりました。日常生活では車いすを使用していました。マスコミの力が強い現在ではとても考えられないことですが、当時のアメリカ国民でも、ルーズベルト大統領が歩行困難であることはほとんど知りませんでした。



自分の姿を嫌がったルーズベルトは写真を撮られる時に大変に気を遣っており、車いす姿の彼の写真はほとんど残っていません。また、ルーズベルトは4選を果たした唯一のアメリカ大統領でもあります。



■痛風にやられた偉人たち



病気に悩まされた人の話です。「痛風」はぜいたく病などと言われますが、足の親指の付け根が腫れあがったりして痛くて仕方がない病気です。放置すると高脂血症などを引き起こしヒドイことになります。痛風で悩まされた偉人は多いです。



世界征服しようとしたアレクサンダー大王、彫刻家のミケランジェロ、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ、物理学者のニュートン、詩人のゲーテ、進化論のダーウィンなどは痛風でした。今では原因がはっきりわかっており、治療しやすい病気の代表格ですが、当時は大変だったと思われます(笑)。



本人たちにとっては笑いごとではありませんが……。







(高橋モータース@dcp)