「デザイナーショーハウス@大阪本町OSKビル」11/4まで開催中

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IFDA(インターナショナル・ファニシング&デザイン・アソシエーション)日本支部が主催する「デザイナーショーハウス@大阪本町OSKビル」が、大阪市中央区の賃貸物件「OSKビル4階フロア」にて、11月4日(日)まで開催中である。
「デザイナーショーハウス」とは、約40年前アメリカではじまったチャリティーイベントで、老朽化によって価値が損なわれつつある物件などに、インテリアデザイナーが個性あるデザインデコレーションを施し、一定期間有料で公開するというもの。イベントの収益金は慈善団体に寄付する。日本での開催は、2009年2月の「ベーリックホール」(横浜市)、2010年2月の「シーガルてんぽーざん大坂」(大阪市)に続き3回目。

今回の「デザイナーショーハウス@大阪本町OSKビル」は、「シゴトをあそぼう」をテーマに、10組のインテリアデザイナーがOSKビルの4階フロア(8部屋+共用部)すべてをリノベーション、ワクワクと仕事ができるような個性的な空間を提案している。例えば、石川安江氏((株)リサブレア)はパーティープランナーのオフィスをイメージした、まさにパーティールームのようなオフィスを提案、辻村久信氏(辻村久信デザイン事務所)は、江戸時代後期の商家のような作業場風オフィスにテクノロジーを想起させるデザインを施し、伝統とモダンの融合を表現した。また中田眞城子氏(えぬぷらす)は、PCの機能やセンサーを内蔵することで、置くものによって映像が変化する「センシングテーブル」を提案し見学者を驚かせた。さらに西垣ヒデキ&シオ氏(デコレーターズ)は共用部のデザインを担当、生地を複雑に重ね合わせたデザインカーテンと「WALPA」提供の輸入壁紙を組み合わせた斬新な空間をつくりあげるなど、見どころ満載となっている。
この他、5階フロアにはデザイン展示ブース「テーブルスケープ」も展開、12組のデザイナーが独自の世界観によるオリジナルデザインを訴求している。

ちなみに、会場となったOSKビルは1962年に建築された老朽化が進む賃貸物件。現状では入居者募集が難しく、特にエレベーターのない4階フロアはその傾向が強かった。今回の「デザイナーショーハウス」では、賃貸オーナーとの取り組みとして、このインテリアデザインをイベント終了後も残し、それにより入居者を誘致しようという狙いもある。イベント期間中も入居者募集は行われており反響は上とのこと。こうしたイベントの在り方は、インテリアデザインの可能性を広げる新しいビジネスモデルとしても注目される。
なお入場料は一般1000円。学生500円。収益金は東日本大震災の支援団体「遠野まごころネット」に寄付される。