帝国データバンクが2011年度の「主要百貨店94社の経営実態調査結果」を発表し、主要百貨店のうち7割で売上げが減少していることが明らかとなった。10月22日に日本百貨店協会が公表した2012年9月の 「全国百貨店売上高概況」でも売上総額は5ヵ月連続で前年同月比マイナスとなっており、百貨店運営企業の経営は厳しい状況が続いている。

主要百貨店94社の経営実態発表の画像を拡大

 「主要百貨店94社の経営実態調査結果」対象企業のうち、2011年度の売上高合計は6兆6720億円で、増収の24社に対して減収は約3倍の70社。売上高で2ケタの伸び率を見せたのは、2011年5月に「JR大阪三越伊勢丹」を開業して49.1%の増加を達成したジェイアール西日本伊勢丹や、高額商品を中心に売上を16.5%伸ばした仙台三越など3社にとどまり、売上高上位10社のうちトップのそごう・西武をはじめとする7社が前期比マイナスとなった。

 また、帝国データバンクが発表している91社のうち、今回黒字となったのは60社で、赤字は31社。赤字企業の構成比は売上高規模100億円未満の企業で最も高く、小規模企業の苦戦が顕著となった。なお、商品別では衣料品の低迷が目立っている。

■帝国データバンク
 URL:http://www.tdb.co.jp/