鳥取にある「日本のハワイ」には、豊かな温泉と自然があった!

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携帯電話のCMで、トリンドル玲奈が「日本のハワイ」からきた留学生に扮(ふん)したのは記憶に新しいところ。

そのハワイだが、鳥取県の真ん中辺りにある湯梨浜(ゆりはま)町に実在するってことはご存じだろうか?漢字で表記すると「羽合」。

これで「はわい」と読む。

元は羽合町という地名だったのだが、平成の大合併によって隣接する旧柏村と東郷町と一緒になったため、今の湯梨浜町となった。

だが、町には羽合温泉など、“羽合”が付いた施設などは数多く残っている。

ちなみに、新町名である湯梨浜町は、「温泉」があって「梨」がとれて美しい「砂浜」がある、ということから名付けられたそうだ。

湯梨浜町の「湯」が表しているのが、「はわい温泉」だ。

ソフトバンクのCMでこの温泉の存在を知った人も多いだろう。

そのはわい温泉だが、島根県にある宍道湖(しんじこ)などと同じく海水が混じった“汽水湖”で、かつての羽合町の中心ともいうべき存在の「東郷湖」湖畔にある。

東郷湖は県立自然公園の一部をなす美しい湖で、山陰八景のひとつにもなっている。

はわい温泉の泉質は塩化物・硫酸塩泉で、リウマチや皮膚病などに効果が期待できるとされている。

そのため、宿泊を兼ねて遠方からも多くの観光客が訪れる人気の温泉だ。

遠くに大山を望む東郷湖湖畔の景観の美しさは圧巻。

湖に突き出した半島にある旅館では室内から釣りができるなど、他ではなかなかできない体験を楽しめるのも魅力である。

またかいわいには、「福禄寿の湯」と名付けられた足湯も、4カ所に設けられている。

東郷湖周辺はサイクリングロードにもなっていている。

コースには東郷湖羽合臨海公園などもあり、湖を眺めながらゆっくりとサイクリングを楽しめる。

湖が一望できる「出雲山展望台」や国宝の「倭文神社」もあり、初夏にはハナショウブが咲き乱れる「あやめ池」などの近隣観光スポットを巡るのもよい。

見どころをおさえたコースも設定されているので、自転車で巡ってみるのもいいかもしれない。

また、はわい温泉の湖を挟んだちょうど対岸には、観光梨狩り園「長谷園」がある。

湯梨浜町観光協会の大庭さんは、「湯梨浜町では二十世紀梨が栽培されていますが、鳥取の中でもこの辺りでとれるものはとてもおいしいと評判です」と言う。

その他、夏なら鳥取の特産品になっている黄色メロンの女王「クレオパトラ」の栽培も行っているのだとか。

梨狩りは例年11月中旬までやっているので、入浴とセットで梨狩りに興じるのもおすすめだ。

羽合温泉から車で数分も走れば日本海に着く。

この辺りは海水がきれいなこともあり、夏になると「湯梨浜海水浴場」などは、海水浴と温泉の両方を楽しむ多くの観光客で賑(にぎ)わうそう。

その他、湯梨浜町の名物になっているものに「今滝」「不動滝」がある。

見上げるような巨大な老樹の中、安山岩の絶壁を真っ白い布が流れるように落ちるのが「今滝」。

そして、信仰と修行の場として栄えたという、32mの二段滝が「不動滝」だ。

これからの季節は紅葉も美しく、またキャンプ場も整備されているため、本格的な冬が訪れる前に、泊まりがけで紅葉狩りに行くのもいいかもしれない。

●information 湯梨浜町の観光