ダニエル・クレイグが、自らの虚栄心こそが、『007』シリーズ新作『007 スカイフォール』のために体を鍛える原動力になったと告白した。

裸になるってわかったから、鍛えとこうと思ってね

現在44歳で、『007』シリーズでは6代目のジェームズ・ボンドを演じているダニエル。彼は英<ITV1>のロレイン・ケリーに、スクリーンでの自分の裸をよく見せたかったと話している。

「脚本の中に、シャツを脱がなければいけないシーンがあったんだ。それが虚栄心をあおり、運動するようになったのさ」と、ダニエル。「だけどそれに加えて、撮影中はほとんどの時間をジョギングに費やしていたよ。ボンドは部屋に入って腰かけるだけでなく、窓から飛び降りては腰を下ろすこともあったから、体を鍛えておく必要があったんだ」

インタビューではまた、自身が出演した過去の2作品(『007 カジノ・ロワイヤル』『007 慰めの報酬』)よりも、『スカイフォール』でボンドを演じたときのほうが心地よいとも話している。これには『スカイフォール』のしっかりとしたストーリー展開と脚本のおかげで、自分の演じる役がさらに身近になったと感じたほか、ユーモアやアストンマーチンの車といった、ボンドの伝統的なトレードマークが久々に復活したこともあるようだ。

「とても楽しんだよ。それと僕は常に、『007』映画シリーズでおなじみの要素を取り入れたいとも思っていたんだ」

映画シリーズ第23弾『007 スカイフォール』は12月1日(土)から日本で公開される。イギリスでは10月26日(金)から公開されるのだが、これに先駆け、23日(火)には英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでワールドプレミアが行なわれた。