一年を通じておいしいキノコを届け「きのこ食文化」の普及を目指す

理系のシゴトバ Vol.72

ホクト株式会社

通年でキノコが食べられるのは、人工栽培のおかげ!毎日10トンのエリンギを出荷するシゴトバとは?


■ホクト 赤沼きのこセンター

秋の味覚、キノコ。キノコとひと口に言っても、さまざまな種類があります。世界中ではその数1万種類とも2万種類とも言われており、そのうちの約4000種類を日本国内で見ることができるそうです。自生であれば、それぞれ収穫時期のあるキノコ。しかしエリンギやマイタケ、ブナシメジなど、私たちが日ごろよく口にするキノコは季節を問わず、スーパーで買うことができます。つまりこれらの食用キノコは人工栽培されているのです。キノコの人工栽培の歴史は古く、欧州では17世紀にマッシュルームの人工栽培に成功。日本ではそれよりかなり遅れて1921年に森本彦三郎氏がマッシュルームの人工栽培に成功します。また同氏は栽培法の研究を重ね、「おがくず人工栽培法」を考案。これが現在、エリンギやマイタケ、シメジなどの食用キノコで採用されている栽培法、菌床栽培の源なのです。菌床栽培によりエリンギやマイタケ、ブナシメジなどを、1年を通して安定的に生産、販売しているのがホクトです。またホクトはキノコの持つ薬理効果やおいしさを追求する研究開発も行っており、ブナピー(ブナシメジを品種改良したホクトオリジナルのキノコ)などが生み出されています。今回はキノコの研究開発から生産、販売までに一貫して携わるキノコ総合企業グループ、ホクト 赤沼きのこセンターを訪れました。