2013年春夏シーズンのレディスウェアカラーは、健全で前向きに生きて行きたい気持ちを表現する、“綺麗で気持ちの良い色”を大前提しつつ、自然を象徴するグリーンが引き続き大切な色となるという。これは、一般社団法人日本流行色協会(長瀬洋会長)がこのほど発表した2013年春夏の「JAFCA Fashion Color」によるもの。
国際的な流行色選定機関であるインターカラーのトレンド選定会議では、東日本大震災の影響で、エコやクリーンなエネルギーの象徴である「グリーン」や水を象徴する「ブルー」、光に関係する蛍光色や金銀銅などのメタリック、紫陽花に象徴されるようなみずみずしいブルー〜紫系の色などがキーカラーとして提起されているが、JAFCAではこれを受けて、日本市場向けにレディスウェア、メンズウェア、プロダクツ&インテリアのトレンドカラーを選定している。
中でも一般的な関心度が最も高く、影響力があるレディスウェアにおいては、「Fairness フェアネスー公正な、魅力的な」というカラーテーマのもと、以下のように4つのカラーグループを提起している。

1. Healing Mineral(癒しの鉱物)・・・安心感と普遍的な魅力を有するベーシックカラーグループ。鉱物のような濁りのない透明感、強さ、きらめきをもった明るいグレーやベージュに、ブラックを効かせて。

2.Old Hawaii(古きハワイ)・・・ハワイや西海岸のリラックスした時間、空間をイメージ。ビンテージ感を与えるダークカラーに、アクセントとしてストロングカラーを効かせたグループ。

3.Eclosion(羽化)・・・羽化したての羽根のように水気を保ち、みずみずしく澄んだパステルカラー。2012春夏よりも、さらに透明感のある色味に。トレンドが継続するブルーは紫味がかった方向へ変化する。

4.Vivacious(活きいきした)・・・テーマ名の通り活気あふれる、強くても綺麗で気持ち良いと感じられるカラーグループ。特にイエロー、イエローグリーン、ピンクに注目。白と合わせて軽やかに。

なお、2012秋冬のトレンドは、2013春夏にも反映、パステルやビビッドカラーにブラックを効かせたり、メタリックを合わせたりすることがトレンドとなりそうだとのこと。
ちなみに、メンズウェアカラーは、「Aquasphere—水の天球」がテーマ。メイントレンドは、都会的なアースカラーを提案する「Modern Earth」、清涼感のあるライトカラー中心の「Hydrangea(水の花)」の二つ。アクセントカラーグループの「Supernova」は、電子的な発光感を伴う、少し毒のあるビビッドな色が中心。
プロダクツ&インテリアカラーは、TOKIMEKI—ときめくもの」がテーマ。大きなトレンドとしては、住宅の床・壁・天井など大きな面積を占めるベースカラーに、グレーが定着しつつあり、ベージュ〜ピンクもファッションと同調するように人気がある。また、ときめきを誘うカラーとして、グリーン系、ブルー系、イエロー〜オレンジ系が注目される。
カラーグループは、(1)「若木」(ブルーとグリーンがときめくためのエネルギーを象徴、(2)「ひまわり」(元気な気持を表現する色。イエローと黒、グレーとの組み合わせによるコントラストが特長)、(3)「ハミング」(おだやかな楽しいカラーグループ。ピンク味のあるグレーをベースに他の色をアクセントにしても面白い)、(4)「迷宮」(洞窟の中で見つけたヒカリゴケ、わずかに差し込む光など、冒険をイメージ。黒を効かせて強めのコントラストで活用する)という4つが提案されている。