――ちなみに、水谷さんはどちらの男性がタイプですか?

水谷:一緒に過ごすことになると、見た目じゃなく、性格とか中身が大事じゃないですか。妻一筋な想いもすごく性格が出てましたし、ワイルド系のエリックの方がいいかも(笑)。きっとこの人は一途で、根はすごく素敵な方なんだろうなと思いました。ウィリアムは登場する場面があまり無かったので、エリックの方が印象が強くて、まだよく分かっていないだけかもしれません。

――特に印象に残ったシーンはどこですか?

水谷:ラヴェンナが石膏みたいなお風呂に入るじゃないですか。あれは保湿とか美白ケアなのかな?と思って、ちょっと面白い場面でした。

――水谷さんらしい答えですね。ラヴェンナだけでなく「いつまでも美しくありたい」という願いは、女性なら誰もが共感すると思いますが、水谷さんにとっての“美”とは、どんなものですか?

水谷:映画の中のシャーリーズ・セロンは、少し固執し過ぎているように感じましたね。確かに、老いていくのは仕方ないんですけど、無理のない程度に、綺麗に年を重ねていきたいと強く思っています。もちろん見た目年齢だけではなく、内面もです。お手入れは、日々の努力だと思うんです。私の場合、毎日と言っても時間を掛けてやる訳でもなく、いつも歯磨きをする感覚で習慣づけてお手入れをすることで、美を保てると感じています。「美は一日にして成らず」ということでしょうか。

――では、“若さ”についての考えは如何ですか?

水谷:20代でも体力が全然無い方もいると思うんですけど、私の周りの40代は日々、筋トレとかスポーツとかをやっていて、20代に負けないぐらいのパワーがあるんですよ。見た目は仕方無いですけど、中身はもう年齢は関係ないと思います。私も常に意識していますが、日頃からの気持ちと、毎日やってる人とやっていない人とで、若さの保ち方が違いますよね。

――水谷さんが“美魔女”たる秘密を教えて下さい。

水谷:普段しているマッサージや、お手入れはよくお友達に教えてあげるんですけど、皆さん即効性を求めるんですよね。だけど、どんな化粧品も器具も、確実にすぐ見違えるほど若くなるということはないので、やっぱり日頃からのお手入れだと思います。女性でもメイクが苦手で、なかなかやらない方もいるので、そういう時に私がちょっとその子に合うメイクを教えてあげると、「こんな私もあるんだ!」と気付いて、そこから興味をもつ方もいますし。なかなか切っ掛けが無いだけで、どんな女性も綺麗でいたいと思うんですよね。

私も美容がすごく好きで、本(美魔女ビューティ 20歳若返る魔法のメソッド/双葉社 刊)も出させて頂いたんですけど、大事なのは常に意識をすることと、ラヴェンナのように鏡をよく見ることですね。私は各部屋にたくさん鏡を置いてあるんですけど、普段ふとした時に鏡を見て、「わっ!疲れてる」と思うと、その日にケアしようと意識しています。あとは、食事をバランス良く摂ること、規則正しい生活を送ることですね。健康にも繋がりますし。

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