最近の女性用下着はスゴいんです!



男性も女性も毎日身につける下着ですが、最近の下着は色々と進化をしているようです。特に女性用の下着がすごい模様。そこで今回は、女性用下着メーカー最大手であるワコールの広報・宣伝部 村田早苗さんに、女性下着の最新テクノロジーについて聞いてきました。



■最近の補整下着はスゴイ!



――まず、体型をスリムに見せたりする補整下着についてお聞きしたいのですが、最近の補整下着はひと昔のものと比べてどのように変わってきているのでしょうか?



従来の補整下着というのは、しっかりとした金属(製の)ワイヤーや樹脂(製の)ボーンを使うことによって胸を立体的に見せたり、高い位置にキープするといった、非常にハードな作りになっています。こういったしっかりとした作りの補整下着は、ウェディングドレスやパーティドレスなど、フォーマルなスタイルのインナーによく使用されています。



――補整下着のイメージといえば、やはりそういったがっしりとした作りものを想像しますね。



そうですね。ただ、こういった従来の補整下着は見た目もハードですし、なかなか普段使いがしづらいものでした。なので最近では、従来の補整下着に比べて見た目が普通の下着に近い商品が登場しています。



――そうなんですね。従来の下着はワイヤーやボーンを使って補整しているということでしたが、見た目が普通に近い最近の補整下着ではどういった仕組みで補整しているのでしょうか?



やはりワイヤーやボーンを使うと見た目がハードになってしまいがちなので、あて布を使ってヒップを上げたり、使用している素材の部分部分で伸縮性を変えるなどの工夫をして、見た目をハードにせず補整できるようにしています。



――なるほど。そうした工夫によって普段使いしやすい補整下着になるのですね。



■話題になったブラの仕組みは?



――2010年にワコールさんから発売されて話題になった胸を小さく見せるブラですが、あれはどういった仕組みで小さく見せているのですか?



小さく見せるブラというのはいくつかのシリーズがあるのですが、その中でもユニークな構造なのが『スタディオファイブCuCute(キュキュート)』です。通常、ブラジャーというのはふたつのカップの中に左右それぞれの胸を入れるので、ふたつの山ができる訳です。そのふたつの山をひとつの丘にしてしまおう、というのがこの「CuCute」なんです。



――谷間を目立たなくする、ということですか?



そうですね。例えば通常のGカップのブラをつけた場合、大きな山がふたつ出来てしまって、谷間もものすごく窪んで目立ってしまうわけです。そういう状態でブラウスなどを着るとボタンとボタンのすき間がぱっくりと開いてしまうんですね。



――なんとなくわかります(笑)。



なので左右のカップの間にもバストをおさめる設計にし、カップの下の部分にあるワイヤーのカーブをなだらかなL字型にするなどをして、胸の高さや突出を抑える構造になっています。



――他のシリーズの構造はまた違うのですか?



他には、カップの上部とサイド部分に『ほっそりシート』という伸縮性の少ない布を使うことで、胸のボリュームを抑えるタイプの小さく見せるブラもあります。これもバストの突出を抑えて上手にボリュームを逃すことができます。



――なるほど。そういった仕組みで小さく見せる工夫をしているんですね。



■新作ブラの秘密



――他に最新のテクノロジーを駆使した下着というのはありますか?



今年の夏の新製品なのですが、『スースーブラ』というのがありまして、これが非常に軽くて通気性が高いブラジャーになっています。



――どういった構造で通気性を高めているのですか?



従来のブラジャーにくらべ、この『スースーブラ』はカップ全体がメッシュ素材で作られています。また、バージスラインと呼ばれる、カップの下の汗をかきやすい部分もメッシュになっていまして、ムレにくい構造になっています。



――男性の下着では想像がつかないくらい色々な工夫がされているんですね……。



実はこのメッシュ構造は男性研究者の発想なんですよ。網戸を見ていて思いついたそうです。



――え!? そうなんですか? さらに驚きです!!



夏はとにかく下着周辺に汗をかきやすいので、女性のみなさんはぜひこの『スースーブラ』シリーズを試していただきたいです。



――そのうち夏の必須アイテムになるかもしれませんね!



男性にとってはまったく知らない世界だったので、聞く事すべてが新鮮でした。補整下着も普通の下着も、世間のニーズに応える形で大きく進化しているのですね。大いに勉強になった今回の取材でした。



(貫井康徳@dcp)