会社や学校、そして、近所付きあいなど、私たちのコミュニケーションの場は様々。そして、現在ではSNSをはじめとしたネット上のコミュニケーションも欠かせない場となっています。

 多くの人と関わりを持つ上で大切なことは、悪口を言わないこと。一人歩きするかもしれないあなたの言葉が、回りまわって自分を苦しめることがしばしばあります。他人を表現する時には言葉に気をつけたいものです。

 また、誉める場合でも、「かわいい」「すごい」といった安易な言葉だけで表現していると、味気ないものになってしまいます。その人に敵した人柄を、誰もが納得する言葉で説明したいものです。

 書籍『できる大人のモノの言い方大全』では、人を怒らせかねない形容の言葉を、うまく言い換える方法、悪口になりかねない言葉を歓迎される言葉にどう変換するか、その代表例を紹介しています。

 例えば、「頑固」(×)→「意志が固い」(○)。『みんなが賛成しているのに、一人だけ反対している。そんな人に「頑固だなあ」と言うのは、「わからず屋」と言っているようで、気持ちをますます頑なにしかねない。「君は意志が固いなあ」と言えば、ほめ言葉に聞こえ、少しは考えを譲ろうという気持ちになるかもしれない』。なるほど、確かにポジティブな言葉を伝えることで、相手の態度が軟化するかもしれません。言った方も言われた方も気分の良い言葉です。他にも納得の言い換えがたくさん。

・「優柔不断」(×)→「思慮深い」(○)
・「気が小さい」(×)→「謙虚」(○)
・「要領が悪い」(×)→「マイペース、正直すぎる方」(○)
・「うまく立ち回る人」(×)→「周囲がよく見えている人」(○)
・「平凡」(×)→「手堅い、なかなか」(○)
・「せっかち」(×)→「頭の回転が速い」(○)
・「遠慮がない」(×)→「堂々としている」(○)
・「強引」(×)→「リーダーシップがある」(○)
・「無礼な人」(×)→「物怖じしない人」(○)
・「行き当たりばったり」(×)→「臨機応変」(○)
・「耳を貸さない」(×)→「信念が強い」(○)
・「貸したお金」(×)→「立て替えたお金」(○)
・「わけがわからない」(×)→「抽象的、芸術的」(○)
・「不味い」(×)→「好きな人にはたまらない」(○)

 料理を食べる番組の裏話で、どうしても不味いものには、「好きな人にはたまらない」と言い換えているといった芸人の暴露がありました。「好きな人には〜」なんて言っている人を見かけたら、表情に注目してみるといいかもしれません。

 また、最後に「ヒドい言い方にしないための言い換え」も少し紹介します。なかなか上手い言い換えですので、覚えておいて損はないはず。

・「流行遅れ」(×)→「時代に流されない」(○)
・「友達がいない」(×)→「自立している」(○)
・「スッピン」(×)→「ナチュラル」(○)

 これらの言葉は、言うだけではなく言われた時も注意したいものですね。
 



『できる大人のモノの言い方大全』
 著者:
 出版社:青春出版社
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