Ubuntuリリースチームは10月18日(協定世界時)、Ubuntuの最新版となる「Ubuntu 12.10」(コード名:Quantal Quetzal)を公開した。

Ubuntu 12.10は、デスクトップインタフェースに様々な改良が施されたバージョンとなっている。

Ubuntu 12.10における主なハイライトは次のとおり。

Update Managerを「Software Updater」に名称変更Xserver 1.13候補版やmesa 9.0など新たなXorgスタックを導入Unity及びCompizがGLES命令だけをサポートするハードウェアに対応Dashに商用コンテンツを提供するカテゴリを追加標準でLauncherにWebappsの追加を登録Launcherの一番上にあるUbuntuボタン及びゴミ箱アイコンを除くすべてのアイコンの削除が可能にLinux kernel 3.5.5カーネルの導入PythonのバージョンをPython 3.2へ移行標準のGNUツールチェインをGCC 4.7.2に変更標準のJavaツールチェインをOpenJDK7に変更他のOSからUbuntuのユーザアカウントを移行するツールを廃止Ubuntu 12.10よりUEFIセキュアブートのサポートが始まっている。

ただし、対応しているのはデスクトップ版及びサーバ版、Edubuntuのみ。

UbuntuチームではUbuntu 13.04より対応を拡大させるとしている。

デスクトップ版ではこれまでCDサイズ、DVDサイズ、Alternate CDの3タイプのインストールイメージが提供されていたが、今回より800MBサイズのISOイメージのみとなった。

インストールにはDVDもしくはUSBメモリのメディアが必要となり、インストール時にLVMやファイルシステムの暗号化を行う場合もこのインストールイメージで行えるようになっている。



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