パルコ・JFWが合同発表 日本若手クリエイターのASEAN事業成長を支援

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 パルコと日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)が10月19日、新プロジェクト「Hello, Shibuya Tokyo」の概要を渋谷ヒカリエで発表した。ASEANで事業成長するためのプラットフォームの構築を目指し、日本の次世代を担うファッションデザイナーやクリエイターに商品の販売やPRの機会を提供するプロジェクト。会場にはプロジェクト参加が決定している「motonari ono(モトナリ オノ)」のデザイナー小野原誠や「JUN OKAMOTO(ジュン オカモト)」のデザイナー岡本順が出席し、2013年、シンガポールに開く期間限定ショップの出店に向けて意気込みを語った。

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 「Hello, Shibuya Tokyo」は、経済産業省の2012年度クール・ジャパン戦略推進事業の受託事業として展開。国内外の組織と幅広く連携し、次世代ブランドのASEAN進出を阻むマーケティングや店舗運営、バックオフィスのノウハウといった「3つのボトルネック」を克服するプラットフォームづくりを推進していく。

 期間限定ショップは2013年2月22日から3月10日までの期間、シンガポールのプラザシンガプーラ1階のアトリウムに約90坪の広さでオープン。日本の次世代ブランドのファッションから雑貨、アート(カルチャー)までシンガポールのブランドとも協業しつつ、「PARCO枠」と「JFW枠」、「一般公募枠」の3つの枠を縦軸として20〜30ブランドを編集し販売する。「一般公募枠」は10月19日から11月12日まで応募を受け付け、クリエイティビティや事業成長意欲をベースに選定。ファッションだけではなく雑貨や飲食、サービス事業者も募集するという。

 今日行われた合同記者会見では、パルコ常務執行役の阿部正明が「インキュベート」「現地協業」「インバウンド視点での渋谷への貢献」の3つをテーマに掲げ、日本からの「一方通行」ではなく、現地クリエイターとの双方向的な協業により現地マーケットに適合した商品を開発するというプロジェクトの指針を発表。パルコによる日本初のファッションを応援するコミュニティ型マイクロファンド「FIGHT FASHION FUND by PARCO」の第1号出資先ブランド「JUN OKAMOTO」の岡本順は「PARCO枠」で参加し、「アジアや世界に向けて日本のファッションを紹介できたらいいなと思います」と話した。「JFW枠」の小野原誠は、「少しでもJFWや日本のことを知ってもらえる良いきっかけになれば。とても意欲的です」とコメント。2013年1月、参加ブランドやコンテンツの全容が公開される予定だ。