アパレルとクリーニング業界の初協業が実現 オンワードがスタート

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 オンワード樫山が、白洋舍をはじめとするクリーニング業者と協業し、皮革や毛皮を部分使いした衣料品のクリーニングを可能にする新たな仕組みを構築した。事前に共有しているクリーニングデータをもとに皮革専用クリーニングなどを施す内容で、まずは秋冬展開商品の7品番を対象にスタートする。

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 皮革や毛皮製品の部分クリーニングについては従来、本体部分の別の繊維に合わせてクリーニングを行うと皮革や毛皮部分が硬くなって変色する可能性があるため、クリーニング店では取り扱いできないケースが多かった。そこでオンワード樫山は、白洋舍、日本ファー・スエードライフ協会、クリーニング専門工場の東京ホールセールの3社と協業し、業界初の取り組みを実現。

 仕組みとしては、協業した3社に商品・素材データを発売前に提供し、複数のテストクリーニングを通じて安全で効果的なクリーニングの方法を確認した上で対象アイテムの販売を開始するというもの。対象の商品には同趣旨を明記したオリジナル下げ札を付け、今季はまず「ICB NY EXCLUSIVE COLLECTION(ICB NY エクスクルーシブコレクション)」「BEIGE,(ベイジ)」「ck Calvin Klein(ck カルバン・クライン)」3ブランドのジャケットとコート、ドレスなど計7品番を販売。使用後に店舗などに持ち込むことで、事前に確認しているデータをもとにしたクリーニングが施される。サービスの受け付けは、白洋舍の全国約500店舗と日本ファー・スエード協会が対象。

 市場では昨年の秋冬より、レザーやファーも用いたハイブリッドタイプの重衣料やトップス、ボトムス類が急増。今シーズンも複数のブランドからリリースされている。オンワード樫山の担当者は「春夏にはさらに(対象アイテムを)拡充する予定」と話し、同サービスは市場の後押しもあって新たな重要付加価値の一つとなりそうだ。

■日本ファー・スエード協会 042-368-6182