「株主優待」超得ガイド〜失敗しないための3つの鉄則〜

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株主優待の傾向や権利確定日を巡る株価の動きなど、優待狙いの投資には知っておくべき独特の性質がある。初心者が失敗しないために、押さえておきたいこととは?

●鉄則?最低単元株数から始める
 単元株数が100株の場合、100株でもらえる優待と、投資金額が2倍になる200株でもらえる優待の内容が変わらないケースも多い。そういう株は、優待目的なら100株だけ保有するのが賢明だ。では、その優待がもっと欲しい時にはどうするべきか。

「名義を分散するという手があります。例えば、夫婦でそれぞれの証券口座を作って、その株を100株ずつ購入すれば、家族で2倍の優待が受けられます。同じ人が100株ずつ分けて購入しても、名簿上は200株保有とカウントされるので、結局100株分の優待しか受けられません。優待株投資は、最低単元株数で行なうというのが基本です」(目黒さん)

◎名義を分散させる裏ワザ

↑保有株数と優待内容が比例しない優待株は結構多い。名義を分散させれば株主名簿上も複数になるため、それぞれが優待を受けられる。配当金は株数に応じて増える。

●鉄則?権利付き最終日直前は買わない
 権利付き最終日が近付いてくると、駆け込み的な買い注文が増えるため株価が上昇しやすい。逆に、その翌営業日は一転して売り注文が出やすく、株価は下落する傾向にある。

 これは、権利確定日1日だけの株主でも、優待を受けられるというルールのためだ。

 お得な優待内容である銘柄ほど、この2日間で株価が乱高下しやすいそうだ。

「権利付き最終日翌営業日の株価が下がったところを狙う手もあるでしょう。優待をもらうまで時間がかかりますが、株が大きく下がってしまっては優待のお得さが相殺されかねません」(目黒さん)

 投資時期は慎重に!

◎1日に9%下落した株も

↑レストランチェーンを運営するゼットンは権利付き最終日の翌日に株価が9%も下落したことがある。お得な優待株ほど、権利付き最終日付近の値動きに要注意。

●鉄則?割安な優待株に分散投資をする
 投資のセオリーでは、ひとつの株に集中投資するよりも、複数の株に分散して投資するほうが、一般的にリスクが小さくなるとされている。お得な優待がある株は、もともと値下がりしにくい性質はあるが、より慎重を期すなら分散投資を試してみたい。

「投資ビギナーの場合、なるべく最低投資金額10万円以下の株を選んで、複数の株を持ってほしいと思います。1業種の複数企業ではなく、業種も分散すれば、さらに値下がりリスクは低くなります。今は株価の水準が安く、単元株数も低い企業が多いので、購入資金20万〜30万円でも、3〜4銘柄に投資することは十分可能だと思います」(目黒さん)

◎分散投資の例

★達人モリタクの「最後のアドバイス」
「自分に価値ある優待を見つけることが楽しい優待生活のコツです!」
優待生活の基本は、生活の中で確実に使用し、お得度が実感できるものを選ぶこと。自分が価値を感じられる優待であれば、優待利回りの数字以上のお得度と言えます。ミニカーを収集する私は、もちろんタカラトミー株を保有しています。