※イメージ画像:AKB48『UZA(Type-B/数量限定生産盤)』キングレコード

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※イメージ画像:AKB48『UZA(Type-B/数量限定生産盤)』キングレコード

 前田敦子(21)の卒業と新組閣の発表によって勢力図に変化が生まれているAKB48。最近注目を集めているのは、チーム4のメンバーで第3回じゃんけん大会の覇者の島崎遥香(18)と、チームBのメンバーである北原里英(21)の二人。しかし、二人の将来に対するファンの予測は「島崎は次期エース」「北原は干されコース」と両極端だ。

 2010年に研究生から正規メンバーに昇格した島崎は、選抜総選挙でアンダーガールズ入りするのがやっとという程度の人気だったが、今年3月にバーニング系列の芸能事務所ビッグアップルへの移籍が決定してから環境が急変。今年4月〜6月まで放送されたドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)の主演に抜擢され、続いて7月から放送されたドラマ『マジすか学園3』(テレビ東京系)でも主演を務めた。さらに、5月に発売された26thシングル「真夏のSounds good !」で初の選抜入りを果たしている。9月には、ヤラセ疑惑もささやかれた「AKB48 29thシングル選抜じゃんけん大会」で優勝し、初めてセンターの座を獲得。今月13日に公開された映画『劇場版 私立バカレア高校』の主演も務めており、運営側の期待のほどがうかがえる快進撃となっている。

 今月8日に岩手県滝沢村で行われた握手会では、神対応で「握手会の女王」と呼ばれる柏木由紀(21)と島崎が同じレーンに入ってファンと握手をした。これについて、AKB48劇場支配人の戸賀崎智信氏は「ファンと丁寧に握手していけば1年後の結果が違ってくる。島崎には柏木を見習ってほしい」と説明している。これらを踏まえると、明らかに島崎は次期エース候補の最有力として扱われているといっていいだろう。

 一方、08年に正規メンバーに昇格した北原は、09年の選抜総選挙で13位、一昨年は16位、昨年は13位、今年も13位と安定した選抜常連となっている。同じ太田プロの大島優子、指原莉乃、横山由依とユニット「Not yet」を結成し、一時は選抜上位も狙えるのではないかと思われたが、可もなく不可もなくといった感じでパッとしなかった。そんな彼女に変化をうながすように、新組閣でSKE48を兼任することが発表された。さらに、見ず知らずの男女6人が一つの家で共同生活をするリアリティショー『テラスハウス』(フジテレビ系)に参加者としてレギュラー出演。恋愛禁止のAKBメンバーでありながら男性と同じ家で暮らすというのは、話題にはなるもののファン離れを引き起こす可能性があり、かなりの賭けである。

 さらに、12月22日公開予定の映画『ジョーカーゲーム』で主演を務めることも発表された。映画出演は『グラッフリーター刀牙』のヒロイン役に続いて2作目で、主演は今回が初となる。キー局単独レギュラー獲得に映画初主演と順風満帆に思える北原だが、ファンからは「言っちゃ悪いけどホラー映画は干されの仕事だよね」「運営と事務所のプッシュが粗くなってる」などといった心配の声が上がっている。

 同作は高校生たちがババヌキで生死を決める理不尽なゲームに参加させられるサスペンスで、厳密にはホラーではないのだが、ファンの中ではこういった作風の映画に出演したメンバーは「干され確定」というジンクスがあるようだ。実際、映画『ひぐらしのなく頃に』などに出演した小野恵令奈(18)は一昨年に事実上の解雇、2010年の『ひとりかくれんぼ 新劇場版』で映画初主演した増田有華(21)は実力も人気もありながら選抜メンバーになかなか選ばれなかった干されの代名詞的存在、昨年11月公開の『こっくりさん 劇場版』に主演した鈴木まりや(21)は中国・上海のSNH48への移籍が決定など、不吉な例は枚挙にいとまがない。

 『テラスハウス』に関しても、ファンからは「早く終わってほしい」「男と同じ家で暮らすなんて許せない」といった否定的な意見が多く、北原の先行きを心配する声が上がるのは当然なのかもしれない。とはいえ、前田敦子や現センターの大島優子(24)らもホラー映画に出演しており、決して干されが確定したとはいえない。だが、島崎と北原の売り方を比較すると、明らかに“大人の事情”が垣間見えてくるのは否定できないところだ。

 事務所や運営のさまざまな思惑が絡み合っている「推し」「干され」だが、メンバーやファンの気持ちを置き去りにするようなことだけはしてほしくないところだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)